- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 理工学研究科
- 時間割コード
Course Code - 93737
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - M生体関連化学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 平野 義明/葛谷 明紀/古池 哲也
- 曜限
Day/Period - 火3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
全ての生命現象は化学反応であり,生体反応といえども,決して自然の物理化学的法則から逃れることはできない。すなわち,分子レベルで理解することが,生命現象の全体像を理解することに不可欠であり,医療など生体システムへ働きかける材料や生体システムを利用した機能材料の設計において極めて重要である。本講では,生命化学初学者においても理解可能なレベルとして,まず,生体を構成している分子(タンパク質,核酸,糖質,脂質など)の構造と機能について学ぶ。続いて,生体(個体)および細胞内では,動的な平衡状態の中で,これらの生体分子達が奏でる化学現象(反応)が同時多発的に行われていることを解説する。さらに,こうした生体分子そのものや生命化学現象を利用した,バイオテクノロジー,ナノバイオマテリアルなどのトピックについても解説する。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(理工学研究科(M化学生命工学))
1.知識・技能
2.思考力・判断力・表現力等の能力
3.主体的な態度
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
生体を構成している分子(タンパク質,核酸,糖質,脂質など)の構造と機能について,生体(個体)および細胞内では,動的な平衡状態の中で,これらの生体分子達が奏でる化学現象(反応)が同時多発的に行われていることを理解する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
生体分子そのものや生命化学現象を利用した,バイオテクノロジー,ナノバイオマテリアルなどのトピックについても理解し,今日の社会課題に対する解決策を提案できる。
③主体的な態度の観点
自らの学習を振り返り,適切な改善点を挙げることができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1) ガイダンス(生体関連化学について)
2) 細胞内での化学反応,熱力学と反応速度
3) 核酸とヌクレオチド
4) タンパク質,ペプチド
5) 酵素
6) 遺伝情報の流れ
7) 細胞のダイナミクス
8) 糖
9) 脂質と生体膜
10) バイオテクノロジー
11) ナノバイオマテリアル
12) ペプチド合成法および機能材料としてのペプチド・タンパク質
13) 核酸合成法および機能材料としての核酸
14) 糖質・多糖類の合成修飾法および機能材料としての糖質・多糖
15) 総括授業時間外学習 / Expected work outside of class
関連する教科書の部分を事前に通読しておくこと。
授業資料、教科書、ノートを読み返し、授業内容の理解に努めるよう復習をすること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
ある程度以上の授業回数(10回以上)に出席した者のみが成績評価の対象となる。これによる評価は20%程度。小テスト(50%)、レポート(30%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
小テスト、レポートの内容や出席状況、受講態度などをもとにして平常点で評価する。
- 教科書
Textbooks 杉本直己 『生命化学』 丸善
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参考書
References 中村桂子監訳 『細胞の分子生物学』 教育社
堀越弘毅他 『生物有機化学概論』 講談社
福岡伸一 『生物と無生物の間』 講談社現代新書
- フィードバックの方法
Feedback Method 質問等への対応は、関大LMSを通じて随時行う。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
毎回の授業終了時等に受付を行いますので、各自申し出てください。
- 備考
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