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学部・研究科
Faculty/Graduate School
理工学研究科
時間割コード
Course Code
93900
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
M生体組織工学特論
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
柿木 佐知朗
曜限
Day/Period
金2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 生体組織工学(Tissue  Engineering:  TE)とは、1993年にJ.  VacantiとR.  Langerらが提唱した、「細胞」、「細胞の足場」、「細胞の増殖を促す増殖因子」を組み合わせて人工的に組織や臓器を創製しようとする概念である。近年では、Organ  on  a  chipのような微小生体組織を組み合わせた診断デバイスも含まれ、TEは一層広義に解釈されている。
 本講義では、TE研究の概要と変遷、TE研究に関係する細胞生物学、生体材料学の各論、幹細胞研究や移植医療の現状など最新話題を紹介しながら、TE研究の将来展望(特に工学系の研究アプローチ)を議論する。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(理工学研究科(M化学生命工学))
1.知識・技能
  
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  

到達目標 / Course Objectives

生体組織工学の変遷、現状と課題、生体組織工学研究に必要な基礎知識などを総合的に理解すること。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  生体組織工学の歴史
第2回  再生医療と生体組織工学
第3回  幹細胞の基礎
第4回  生体材料の基礎
第5回  増殖因子の基礎
第6回  細胞・組織と界面、細胞工学
第7回  細胞外マトリックスと細胞の相互作用
第8回  移植医療の現状と生体組織工学の有用性
第9回  再生医療・生体組織工学の現状と課題
第10回  受講生の発表1
第11回  受講生の発表2
第12回  受講生の発表3
第13回  受講生の発表4
第14回  受講生の発表5
第15回  総括

授業時間外学習 / Expected work outside of class

論文講読
レポートの作成
プレゼンテーション資料の作成

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常点(出席・受講姿勢:50%)、プレゼンテーション(50%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

受講姿勢(積極性・主体性)、レポートやプレゼンテーションの内容などを総合的に評価する。

教科書
Textbooks

指定なし。  

参考書
References

  Robert  Lanza,  Robert  Langer,  Joseph  P.  Vacanti,  Anthony  Atala  『Principles  of  Tissue  Engineering』   (Academic  Press)  978-0128184226
日本再生医療学会  (監修)  『組織工学  (再生医療叢書)』  (朝倉書店)  978-4254360721

フィードバックの方法
Feedback Method

受講生には生体組織工学に関する最新の研究報告について発表してもらい、講義中に質疑応答の形式でプレゼンテーションに対する意見等をフィードバックする。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

質問等は、いつでも電子メールで受け付けます。
e-mail:  sachiro@kansai-u.ac.jp

備考
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