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学部・研究科
Faculty/Graduate School
理工学研究科
時間割コード
Course Code
93890
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
M有機合成化学特論
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
梅田 塁/西山 豊
曜限
Day/Period
木4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

窒素、リン、硫黄など、第13族から第17族元素の炭素以外の元素を一般にヘテロ元素とよび、自然界にもこれらへテロ元素を含む化合物が多数存在している。ヘテロ元素を含む化合物は、医薬、農薬、合成化学原料や触媒、電子材料、半導体、耐熱材料、液晶、光学材料などにも広く利用されている。
本講義では、ヘテロ原子化合物の中でも最も汎用に利用されているヘテロ環化合物の合成、反応、特性、その機能性材料としての利用についても紹介する。この授業を履修することで、学部授業において学ばなかったヘテロ環化合物の合成法・反応性についての知識を得る。また、有機合成を行なった化合物の構造解析法としては、核磁気共鳴(NMR)スペクトル測定がもっとも有力な分析法である。このため、本講義では、NMRスペクトルの高度な解析法についても解説を行なう。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(理工学研究科(M化学生命工学))
1.知識・技能
  
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  

到達目標 / Course Objectives

知識・技能の観点
有機合成化学の中でもヘテロ原子化合物に関する基礎知識を身につける。また、合成化合物の構造解析のために有力な核磁気共鳴(NMR)スペクトルの高度解析法についても習得する。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

1. ヘテロ環化合物の機能と分類
2. ヘテロ環化合物の種類と命名(1) 
3. ヘテロ環化合物の種類と命名(2)
4. ヘテロ五員環化合物の合成・反応とその化学的性質(1) 
5. ヘテロ五員環化合物の合成・反応とその化学的性質(2) 
6. ヘテロ六員環化合物の合成・反応とその化学的性質(1)
7. ヘテロ六員環化合物の合成・反応とその化学的性質(2) 
8. 1~7.の内容に関する確認テスト
9. 縮合ヘテロ五員環化合物の合成・反応とその化学的性質(1) 
10. 縮合ヘテロ五員環化合物の合成・反応とその化学的性質(2)
11. 縮合ヘテロ六員環化合物の合成・反応とその化学的性質(1)
12. その他の縮合ヘテロ環化合物の合成・反応とその化学的性質
13. 核磁気共鳴(NMR)スペクトルの高度解析(1)
14.    核磁気共鳴(NMR)スペクトルの高度解析(2)
15. 9~14.の内容に関する確認テスト

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業資料、ノートを読み返し、理解が不十分な箇所に関しては各自参考書を調べるなどして復習をすること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
論文成績、平常成績、小テストで総合的に評価する。また、出席についても成績に加味する。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

講義内容に関する理解度

教科書
Textbooks


使用する教科書・資料などは授業内で指示します

参考書
References

国枝  武久、永松  朝文、日比野  俐、前波  勇、村上  泰興  ヘテロ環の化学‐医薬品の基礎‐  化学同人  4759809058
楠見  武徳  有機スペクトル解析-1D,  2D  NMR・IR・UV・MS-  裳華房  4785335092

フィードバックの方法
Feedback Method

授業内での小テストおよびレポートを課し、授業の理解度を確かめる機会を設ける。また、希望する場合は個別で面談を行う。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワーについて:毎回の授業終了時に受付を行いますので、各自申し出てください。

問い合わせ先:
関大LMSから連絡、もしくは自身の大学メールから以下のメールアドレスに連絡すること。
西山(nishiya@kansai-u.ac.jp)
梅田(umeda@kansai-u.ac.jp)

備考
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