- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 会計研究科(専門職大学院)
- 時間割コード
Course Code - 97034
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 監査実施論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 山田 善隆
- 曜限
Day/Period - 土3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
企業活動等を取り巻く法令や経済環境の変化、技術革新及び情報の信頼性に対する社会的期待の高まり等を受けて、監査実務は変化を続けています。本講義では現在の監査実務指針等の要求事項の内容とその背景はなにか、監査実務が識別された課題と論点に対してどのような対応を行ってきたか、さらには監査実務において新たにどのような課題または論点が生じているかについて実践的な理解を目指します。単に監査基準や監査実務指針等の内容を覚えるのではなく、監査実務の具体的なイメージをもつためために実例等を紹介します。また、論点にアプローチする思考力や自己の考えを説明する表現力を身に着けるためにケース・スタディやテーマ・ディスカッションを採り入れたインタラクティブな講義を目指します。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(会計研究科(専門職))
1.知識・技能
会計専門職業人として必要とされる理論と実務に習熟し、かつ職業倫理観および豊かな会計的センス、高度な判断能力や思考能力を修得し、それらを総合的に活用することができる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
健全な精神を持ち合わせた監査界・産業界・官公庁のリーダーたりうる会計専門職業人として行動力をもって社会の要請にこたえることができる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・監査実施に関連する基礎的概念、用語及び実務指針の要求事項等を理解し、その内容、趣旨及び背景を説明することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・監査実施にあたって遭遇しうる具体的な状況において、実務指針等やその趣旨に照らしてどのような対応を取るべきかについて、自己の意見をまとめ、説明することができる。
③主体的な態度の観点
・監査のダイナミズムと奥深さを楽しみながら、積極的に議論に参加することができる。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 監査実施プロセスの全体像
第2回 監査証拠及び監査調書
第3回 契約の新規の締結及び更新
第4回 企業及び内部統制の理解とリスクの識別・評価(1)(リスクの識別と評価)
第5回 企業及び内部統制の理解とリスクの識別・評価(2)(内部統制の理解)
第6回 統制評価手続の立案
第7回 実証手続の立案
第8回 会計上の見積りの監査
第9回 不正及び違法行為(1)(不正リスクへの対応)
第10回 不正及び違法行為(2)(違法行為)
第11回 後発事象及び継続企業の前提
第12回 グループ監査
第13回 監査の完了手続
第14回 まとめ・監査に関する最近のトピックス
第15回 期末試験授業時間外学習 / Expected work outside of class
事前課題(提出):与えられたケース・質問を読んで自らの考えをまとめ、講義前に関大LMSを通じて提出する。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
ディスカッションへの参加:20%
提出課題: 30%
期末試験: 50%基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・提出課題及び期末試験
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・提出課題及び期末試験
③主体的な態度の観点
・ディスカッションへの参加
- 教科書
Textbooks 日本公認会計士協会 『監査実務ハンドブック 2025年版』(※) (日本公認会計士協会出版局) 978-4910136271
(※)日本公認会計士協会が発行した「監査基準報告書」(旧「監査基準委員会報告書」)等(https://jicpa.or.jp/specialized_field/publication/kansa/)を参照できる状況にある場合には必ずしも上記書籍の購入は必要ありません。
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参考書
References 小澤 義昭 『監査実施プロセスの理論と実践』 (中央経済社) 978-4502349812
伊豫田 隆俊, 松本 祥尚, 林 隆敏 『ベーシック監査論(九訂版)』 (同文舘出版) 978-4495182595
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
・講義日の指定日時またはe-mail等による別途アポイントメント(第1回授業時に説明)
- 備考
Other Comments 「監査基準論」受講後(または同等の知識を有していること)または「監査基準論」との同時受講が効果的ですが、監査基準の知識を前提としないで講義を行います。