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学部・研究科
Faculty/Graduate School
外国語教育学研究科
時間割コード
Course Code
92307
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
M前期課程演習1a(外国語教育学)
(M401)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
山崎 直樹
曜限
Day/Period
火7
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

演習(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

大学院博士課程前期課程生として必要なアカデミックスキルの初歩を身につけることを目標とする。具体的には、通常の授業で課されるレポートを作成するにあたって必要な知識・スキル等を習得することを目標とする。

また受講者の同意が得られれば、「研究上必要だが、1人で読むのはたいへん」な基本的文献を全員で輪読する作業も同時進行でおこないたい。文献の選定は、受講生に一任する。

到達目標 / Course Objectives

必要なアカデミックスキルを習得し、作法に則ったレポートを書けるようにする。同時に、なぜこれらの作法が必要なのかを理解し、それらを積極的に身につけようとする態度を養う。同時に、受講生が自身の関心に応じて選定した基本的文献などを輪読することにより、当該分野の基本的な素養を身につけることも目標とする。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
・フィールドワーク

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1週:イントロダクション、参考文献の紹介
第2週:論文というものの目的を理解する
第3週:論文の構成を理解する
第4週:論文の書式を理解する
第5週:引用とは何かを理解する
第6週:剽窃はなぜいけないのか、剽窃とまちがわれないようにするにはどうすべきかを理解する。
第7週:レポート作成実習:テーマの理解
第8週:レポート作成実習:先行研究を探す
第9週:レポート作成実習:先行研究の取捨選択
第10週:レポート作成実習:先行研究の書誌情報
第11週:レポート作成実習:先行研究を引用する
第12週:レポート作成実習:構成を考える
第13週:レポート作成実習:指定された書式を確認する
第14週:レポート作成実習:校正
第15週:まとめと振り返り

授業時間外学習 / Expected work outside of class

扱うテーマによっては、授業外での調査・準備が必要となる。

また、その場合は、授業前に課題をLMSなどを使って提出する必要がある。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
(a)授業で教師が与える課題に対するミニレポート、(b)グループで行う作業や討論への貢献度、(c)授業で得た知見をまとめる最終レポートの完成度で評価する。

最終的な成績に占めるそれぞれの比率は(a)40%、(b)30%、(c)30%である。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

以下の3つの条件をすべて満たしている者を合格とする。

(1)授業中に課す課題が7割以上提出され、それらがすべて授業で学んだ事項を反映していると確認できること、

(2)授業に8割以上出席し、なおかつグループ作業や討論に貢献したことが観察可能な成果として残されていること、

(3)最終レポートが教師の要求(評価項目と評価の基準と合格ラインを示したルーブリックを授業で配付する)を満たしているものであること。

教科書
Textbooks


特定の教科書は指定しない。

参考書
References

竹内理・水本篤(編著)  『外国語教育研究ハンドブック【増補版】』  (松柏社,  2023)  9784775402948
二通信子・佐藤  不二子  『新訂版  留学生のための論理的な文章の書き方』  (スリーエーネットワーク,  2020)  
アメリカ心理学会  (APA)  『APA論文作成マニュアル  第3版』  (医学書院,  2023)  9784260048125
松浦年男・田村早苗  『日本語パラグラフ・ライティング入門:  読み手を迷わせないための書く技術』  (研究社,  2022)  

フィードバックの方法
Feedback Method

毎回の授業で提示した教材、配付した資料、受講生による成果物およびそれらに対するフィードバックは、関大LMSで共有できるようにする(その方法は初回の授業で詳細に説明する)。

期末の課題に対するフィードバックは受講者本人に送付する。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

質問等は、ymzknk@kansai-u.ac.jpで随時受けつける。

また、初回の授業で、教師や受講者相互の連絡および協同作業に使う各種のツールについて詳しく解説する。

備考
Other Comments

(1)  この授業は、こども(乳幼児を含む)を連れて受講することが可能である。該当しない(=こども連れで受講する必要がない)受講希望者もこの条件を了承して受講していただきたい。

(2)  やむを得ない事情(体調不良、交通機関の事故、家庭内の重要な用事……)で、登校できない事情が発生したは、同期型オンライン形式で受講できるように配慮をする。遠慮なく申し出られたい。