- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総合情報学研究科
- 時間割コード
Course Code - 95140
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - M画像・視覚感性工学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 浅野 晃
- 曜限
Day/Period - 金5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
人の感性を工学分野に生かす「感性工学」「感性科学」のうち,眼で見る感性を扱う視覚感性工学についての講義を行います。本講義では,視覚感性工学の基盤である画像工学と視覚科学・色彩学について解説し,続いて視覚感性工学の現在の研究を紹介します。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(総合情報学研究科(M知識情報学))
1.知識・技能
研究者もしくは高度な専門知識を有する職業人「情報スペシャリスト」として活動するために必要とされる高度な知識・技能を修得し、それらを総合的に活用することができる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
高度専門職業人に求められる広い視野に立った情報に関する理論を身に付け、各専攻分野に必要とされる調査能力、分析能力、及び情報技術を駆使する技能を備え、社会に貢献することができる。
3.主体的な態度
自らが強い研究意欲を有し、自らの学びに責任を持ち、自らが未解決の課題に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
視覚感性工学とその基盤の工学・科学について理解する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
論文査読のシミュレーションを行い,適切なコメントを述べる。
③主体的な態度の観点
講義に関連する適切な論文を,自分で検索して見つける。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロダクション
第1部 画像工学
第2回 空間周波数とフーリエ変換
第3回 画像データ圧縮
第4回 マセマティカル・モルフォロジ
第2部 感性科学・感性工学
第5回 感性の測定と官能評価
第6回 分析手法(1) ー 検定
第7回 分析手法(2) ー クラスター分析
第8回 分析手法(3) ー 因子分析
第3部 視覚科学・色彩学
第9回 人の視覚の特徴
第10回 顕色系カラーシステム
第11回 混色系カラーシステム
第12回 色彩に関する話題
第4部 視覚感性工学の研究
第13回 研究の紹介(1)
第14回 研究の紹介(2)
このほか,学期の途中で,外部講師による特別講義を1回入れる予定です。授業時間外学習 / Expected work outside of class
講義期間中に,2回のレポートを課します。このレポートでは,受講生が講義に関連した論文を自分で探し,受講生が論文の査読者になったつもりで,論文にコメントをつけるものです。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
レポート(100%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
「授業時間外学習」で説明したレポートを,以下の基準で評価します。
①知識・技能の観点
視覚感性工学に関する論文を読んで理解していること。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
論文査読のシミュレーションで,コメントを適切に記述できていること。
③主体的な態度の観点
講義に関連する適切な論文を,自分で検索して見つけられること。
- 教科書
Textbooks
担当教員の自作資料や,論文を配布します。
-
参考書
References
講義中に適宜紹介します。
- フィードバックの方法
Feedback Method Slackで,授業の振り返りやレポートについてのコメントを送信します。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 担任者のメールアドレスは a.asano@kansai-u.ac.jp です。第1回講義の前に,受講生によるSlackワークグループを作成し,連絡やレポート提出・添削に用います。
- 備考
Other Comments 本講義は,2021年度までの講義「Mマセマティカル・モルフォロジ」を改題したものです。旧名称の「マセマティカル・モルフォロジ」に関する内容は,画像処理技術の一部としてとりあげます。