- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総合情報学研究科
- 時間割コード
Course Code - 95148
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - M協調的交渉論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 夏集/2
- 担任者名
Instructor - 鈴木 有香
- 曜限
Day/Period - 他
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
多様化し変化の激しい今日の社会において、人々の立場や意見の異なりに対応し、合意を形成するプロセスとしてのコンフリクト・マネジメントの基礎を実践的な方法で紹介していく。
1、 コンフリクト・マネジメントの(conflict management)のストラテジーと方法を学ぶ
2、 協調的交渉(Collaborative Negotiation)モデルと分析視点を学ぶ
3、 協調的交渉のための実践的なコミュニケーション・スタイルと応用方法を学ぶ
4、 交渉過程における文化の影響について学ぶ学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(総合情報学研究科(M社会情報学))
1.知識・技能
研究者もしくは高度な専門知識を有する職業人「情報スペシャリスト」として活動するために必要とされる高度な知識・技能を修得し、それらを総合的に活用することができる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
高度専門職業人に求められる広い視野に立った情報に関する理論を身に付け、各専攻分野に必要とされる調査能力、分析能力、及び情報技術を駆使する技能を備え、社会に貢献することができる。
3.主体的な態度
自らが強い研究意欲を有し、自らの学びに責任を持ち、自らが未解決の課題に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives
1)日常生活の様々なコミュニケーション場面や意見の対立している状況を分析的に観察する力をつける。
2)対人、集団コミュニケーションの中で合意形成にいたるプロセスに効果的に介入できる基礎的態度とスキルを身に着ける。
3)身体や感情を含めたトータルなコミュニケーションに対する理解を深める。
4)問題解決に必要な柔軟性を向上させる。
5)Win-Winの交渉力の基礎を身に着ける。
6)ファシリテーターとしてのマインドを育成する。
7)異文化に対する適応力を高める。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
・様々なアクティブラーニングをします。対面の場合は動きやすい服装で。身体ワークなどもする予定。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
4日間の集中講義で以下のことを計画している。
<1日目>
オリエンテーション、模擬交渉、コンフリクト概論、コミュニケーション分析
<2日目>
コンフリクト事例分析、推論のはしご、コミュニケーションと身体、対話(ダイアログ)とは、コミュニケーション・トレーニング
<3日目>
価値観、フィードバック、模擬交渉、ミディエーション基礎
<4日目>交渉ストラテジーの選択、集団思考、ミディエーションロールプレイ授業時間外学習 / Expected work outside of class
1)授業後にレジュメ、教科書をしっかり読む。必要に応じてジャーナルの記入。
2)場合によって事前に課題映画をDVDなどで見てもらうかもしれない。
3)グループ活動、指定映画を分析的に見るなど
上記のようなことが求められるだろう。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
体験学習や協同学習の手法をとるので、授業時の積極的な参加が重要である。
1)クラスへの貢献度(出席、グループ活動などの積極的参加度、学習の記録など)60%
2)課題レポート/小クイズ (40%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
*授業中の活動のプロセスの中で出てくる個々人のパフォーマンスで評価していく。
(客観的評価のできるものと、そうでない個々人の気づきの深さ、新しい行動をとろうとするチャレンジ精神など含めて評価していきたい。)
- 教科書
Textbooks 鈴木有香 『人と組織を強くする交渉力』 自由国民社 978-4-426-12087-0
-
参考書
References 鈴木有香 『交渉とミディエーション』 三修社
ピーター・T・コールマン&ロバート・ファーガソン 『コンフリクト・マネジメントの教科書』 東洋経済新報社
① LSMを通じてワークブックを配布します。授業の前にワークブックを印刷、製本し、授業中に使えるようにしてください。また、教科書も授業のワークなどで使いますので、必ず持参してください。
②協同学習ですので、相手を尊重したコミュニケーションをとりましょう。
③人間は複雑なものです。全てに関して明確な答えがあるわけではありません。判断保留をして他者との対話の中でいろいろ考えていってください。
- フィードバックの方法
Feedback Method 授業中に振り返り活動をする
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact Emailでお願いします。
- 備考
Other Comments 連絡先) Email: ys110@nifty.com
・件名に「関大+学生名」を入れてください。
第1日目、第2日目は重要なグループワークをやるので必ずそれに出席できることが最低条件です。
なお、学生数、レベル、状況によって現在のシラバスは適宜変更する可能性があります。
コロナ禍などでオンラインになった場合は、Zoomを使ってアクティブラーニングします。その際、必ずカメラオンで「顔出し」をしてください。PCでの参加が望ましいです。