2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
社会学研究科
時間割コード
Course Code
92053
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
M差別論研究
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
内田 龍史
曜限
Day/Period
木1
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 我々が構成する現代社会において、差別はあってはならない不当なものである、という認識は広く共有されているものの、差別は現に生じている。本講は、さまざまな対象への差別に共通する、差別が生起するメカニズムに関する諸理論を整理し、再検討する。こうした学問的な基礎作業をもとに、差別克服・軽減のための方策についても検討する。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・差別に関する諸理論についての基礎的な知識を持つ。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・差別に関する諸理論を、初学者にも理解できるように具体的に説明できる。
③主体的な態度の観点
・差別克服・軽減のための方策を見出す。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回 差別論研究オリエンテーション
第2〜5回 日本のレイシズム
第6〜9回 ジェンダーで学ぶ社会学
第10〜14回 日本社会とポジショナリティ
第15回 総合ディスカッション

授業時間外学習 / Expected work outside of class

指示した文献・差別論に関連する文献を読み、報告・ディスカッションに備えること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
報告・ディスカッション(70%)、課題レポート(30%)で評価する。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
・差別に関する諸理論についての基礎的な知識を持っている。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・差別に関する諸理論を、初学者にも理解できるように具体的に説明できている。
③主体的な態度の観点
・授業に積極的に参加している。
・差別克服・軽減のための方策を見出している。

教科書
Textbooks

原由利子  日本にレイシズムがあることを知っていますか?——人種・民族・出自差別をなくすために私たちができること  合同出版  4772614982
伊藤公雄・牟田和恵・丸山里美編    ジェンダーで学ぶ社会学〔第4版〕  世界思想社  4790717968
池田緑編著  日本社会とポジショナリティ――沖縄と日本との関係、多文化社会化、ジェンダーの領域からみえるもの  明石書店  4750357545

参考書
References

黒川みどり・藤野豊  『差別の日本近現代史 包摂と排除のはざまで』  岩波書店  4000291580
北村英哉・唐沢穣編  『偏見や差別はなぜ起こる? 心理メカニズムの解明と現象の分析』  ちとせプレス  4908736103

・適宜、提示する。

フィードバックの方法
Feedback Method

・授業内で講評する。 

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

・LMSメッセージで問い合わせること。

備考
Other Comments

・大学院生にふさわしい読書量を求める。