- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 経済学研究科
- 時間割コード
Course Code - 91428
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - M経済学研究演習1 演習
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 菅田 一
- 曜限
Day/Period - 月4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
演習(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本演習では、国際経済学の柱の一つである国際貿易論という研究領域において修士論文(以下、修論)を執筆するために、収穫一定と完全競争を前提とする伝統的貿易理論だけでなく、収穫逓増と不完全競争を導入した新貿易理論を習得する。演習1では主に伝統的貿易理論を中心に、受講生自身が邦文教科書の内容についてプレゼンを行なう。専門用語やオリジナルの定理を解説するにあたり、英文教科書や原論文(もちろん英語で書かれたもの)についても言及しなければならない。
また、受講生には国内外の学術雑誌等に掲載された、国際経済学の最新のトピックスに関する研究論文を読破できる学力を身につけてもらう。そして、修論の作成・指導の足掛かりとなるターム・ペーパー(いわゆる学期末レポート・論文のこと)を提出してもらう。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(経済学研究科(M))
1.知識・技能
経済学の研究者もしくは高度専門職業人として活躍するために必要とされる高度な知識・技能を修得し、それらを総合的に活用することができる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
国際的な視野を持ち、経済学における高い専門性を活かし、高度な「考動力」を発揮して社会に貢献することができる。
3.主体的な態度
① 自らの学びに責任を持ち、経済学に関する未解決の課題に主体的に取り組むことができる。
② 現実に生じている国内外の諸課題に、経済学の知識を用いて主体的に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・国際経済学の研究者・高度専門職業人として活躍するための高度な知識・技能を修得する。
・国際経済学の高度な知識・技能を総合的に活用することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・国際経済学における高い専門性を活かし、国際的な視野に基づいて、高度な「考動力」を発揮することで、社会に貢献することができる。
③主体的な態度の観点
・国際経済学の専門知識を有する者としての責任を持ち、経済学や現実の社会が抱える諸問題に主体的に取り組むことができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 演習ガイダンス
第2回 リカード・モデル(1)
第3回 リカード・モデル(2)
第4回 特殊的要素モデル(1)
第5回 特殊的要素モデル(2)
第6回 特殊的要素モデル(3)
第7回 ヘクシャー=オリーン=サムエルソン・モデル(1)
第8回 ヘクシャー=オリーン=サムエルソン・モデル(2)
第9回 ヘクシャー=オリーン=サムエルソン・モデル(3)
第10回 貿易均衡(1)
第11回 貿易均衡(2)
第12回 貿易均衡(3)
第13回 貿易政策の基礎(1)
第14回 貿易政策の基礎(2)
第15回 貿易政策の基礎(3)授業時間外学習 / Expected work outside of class
経済数学、統計学、計量経済学、ゲーム理論など経済学の論文を執筆するためのツール(道具)を習得しておくこと。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
論文(100%)。ただし、以下の基準を満たすもの。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
A4ワープロ用紙10枚程度で研究論文を執筆してもらう。理論モデル分析あるいは計量分析を行なうこと。文章を並べたり、データを貼り付けただけの論文は受け付けない。ただし、全15回の各講義終了時に執筆の途中経過を報告しなければならない。
- 教科書
Textbooks 中西訓嗣・広瀬憲三・井川一宏[編] 『国際経済理論』 (有比閣) 大学院修士レベルの邦文教科書
Jagdish N. Bhagwati, Arvind Panagariya, and T. N. Srinivasan 『Lectures on International Trade - second edition』 (The MIT Press) 大学院修士レベルの英文教科書
-
参考書
References 高増明・野口旭 『国際経済学』 (ナカニシヤ出版) 邦文教科書よりも平易
James R. Markusen, James R. Melvin, William H. Kaempfer, and Keith E. Maskus 『International Trade: Theory and Evidence』 (McGraw-Hill, Inc.) 英文教科書よりも平易
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact
- 備考
Other Comments できるだけ英文教科書や原論文を参考にすること。