- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 経済学研究科
- 時間割コード
Course Code - 91306
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - Mマクロ経済学研究1 講義
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 秋岡 弘紀
- 曜限
Day/Period - 月6
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
拙担当の「Mマクロ経済学研究 講義1」と「Mマクロ経済学研究 講義2」は併せて履修する必要のある科目である。よって以下各欄の記載事項は、両科目を一括したものである。
当科目においては、新古典派マクロ経済学の基本的な研究及び指導を行う。新古典派マクロ経済学とは、市場経済の自律的調整機能に全幅の信頼をおいた上で、時間の経過をモデルに組み込み、数学的手法を駆使しながらマクロ経済を分析していこうとする研究分野のことである。
それは、モデルの精緻さと数学的解析の厳密さによって特質付けられる。この特質により、たとえ同一の問題の分析を行う場合でも、学部で履修するケインズ経済学とは分析結果が正反対になるケースもしばしば発生する。例えば、政府支出の財源確保のために公債発行をすべきかどうかという問題などは、その代表的なものである。
それにもかかわらず、当該経済学は、高等経済学の最先端研究において、事実上のGlobal Standardとなっており、これまでノーベル経済学賞受賞者を多数輩出してきたHarvard,Yale,Stanfordをはじめとする米国一流大学においては、Economicsと言えばこのNeoclassical Economicsのみを指すほどである。
このように、当該経済学はケインズ経済学とは全く異なるものである。履修希望者は、まずこのことを肝に銘じられたい。
それゆえ、いやしくも国際レベルの経済学研究者を目指す者は、大学院生の時に必ず修得しておかねばならぬ分野であることは論を俟たない。一方、当然のことながら、そのような志向を持たぬ者については、当科目を受講する必要は全くない。
以 上到達目標 / Course Objectives
上記を参照のこと。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1.新古典派マクロ経済学の基礎(Mマクロ経済学研究 講義1)
(1)Ramseyの問題
Euler Equation, 定常状態と動学分析
(2)分権型経済
No-Ponzi-Game条件, 分権型経済での均衡
(3)分権型経済における政府の役割
均衡財政, 国債による財源調達, 歪みのある資本課税
2.新古典派マクロ経済学の応用(Mマクロ経済学研究 講義2)
・重複世代モデル
・貨幣
他授業時間外学習 / Expected work outside of class
・シラバスで指定している教科書や参考書の範囲を読み、内容を把握するように予習すること。
・授業資料、教科書を、ノートを読み返し、理解が不十分な箇所に関しては各自参考書を調べるなどして復習をすること。
- 成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。上記を参照のこと。
基準 / Evaluation Criteria
上述・「授業概要」に示す授業目的に理解度が到達しているかどうか。
- 教科書
Textbooks Blanchard, O.J. and Fischer, S. 『Lectures on Macroeconomics』 The MIT Press
-
参考書
References
- 備考
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