2017 年度の講義概要のデータベースを検索します。
学部・研究科
Faculty/Graduate School
総情
時間割コード
Course Code
70669
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
ソフトウェア設計・開発
<C>
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
辻 光宏
曜限
Day/Period
金3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 よいソフトウェアとはどのようなものか、いかにしてよいソフトウェアを開発するか、ソフトウェアの運用と保守はどうするかなど、企業の情報システムにおけるソフトウェア設計・開発に関する問題点は多い。
 将来、ソフトウェア開発に何らかの形で携わるであろう学生を対象に、この問題に取り組むソフトウェア工学の考え方を紹介し、最近の現場でのソフトウェア開発手法について、ユーザ要求分析からデザイン・テスト・運用までの手順について紹介する。
 また、モデ脳、UML、開発環境、ネットワークを取り巻くサービス指向、アジャイルなど、ソフトウェア開発に関する注目されるモデリング技術などを紹介する。ソフトウェア技術に関するセミナーも補講として計画中である。

到達目標 / Course Objectives

ソフトウェア開発での,要求分析からデザイン・テスト・運用までの手順を理解する

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

それぞれのテーマを数回に分けて説明する場合もある。
 ・ソフトウェア開発の流れ(従来型,オブジェクト指向,アジャイル)
 ・ソフトウェアのモデリング(モデ脳など)
 ・要求の分析(ユーザシナリオ,データフローダイアグラム、UMLアクティビティ図)
 ・ソフトウェア要求とユースケース
 ・モジュールとオブジェクト指向
 ・ソフトウェアのデザイン(UMLシーケンス図,UMLクラス図)
 ・注目されるIT技術概論
 ・Javaのソフトウェア開発環境Eclipse、GitHubなど
 ・デザインパターンとフレームワーク
 ・ネットワーク技術(サーバーサイドJava,RIA,サービス指向,クラウド)
 ・ソフトウェアテスト運用(テスティングフレームワーク)
 ・アジャイル型開発のフレームワーク(スクラム,リーン)

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業資料、教科書、ノートを読み返し、授業内容の理解に努めるよう復習をすること。

成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。定期試験(70%)レポート(30%)の割合で評価する

基準 / Evaluation Criteria

ソフトウェア開発の流れを理解し,UMLダイアグラムを読み取れて,開発プロジェクトの運用方策を理解すること

教科書
Textbooks


適宜、プリントを配布する。

参考書
References

竹政  昭利   ほか  『かんたんUML入門』  (技術評論社)  2013 吉田塁  『最強シンプル思考術』  (ディスカヴァー・トゥエンティワン)  2016 有沢 誠  『ソフトウェア工学』  (岩波書店)  1988 J.  Patton  『ユーザーストーリーマッピング』  (オライリージャパン)  2015 平鍋  健児,  野中  郁次郎  『アジャイル開発とスクラム』  (翔泳社)  2013 S.  Newman  『マイクロサービスアーキテクチャ』  (オライリー・ジャパン)  2016 河村聖悟,  北野太郎,  中山貴尋,  日下部貴章  『DevOps導入指南  』  (翔泳社)  2016
上記以外にも講義中に紹介する。

備考
Other Comments

プログラムのフローチャートを作成できる程度のソフトウェアに関する知識を前提とする。
さらに、「プログラミング方法論」「オブジェクト指向プログラミング(JAVA)」を履修していることが望ましい。