2017 年度の講義概要のデータベースを検索します。
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
65164
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
マテリアルコロキウム
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
池田 勝彦/岡田 浩/穴見 敏也/袖岡 孝好/道山 泰宏/幸塚 広光/今井 貴浩/大久保 総一郎/佐野 裕昭/年岡 英昭/湯塩 泰久
曜限
Day/Period
水4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

マテリアル科学コースは,高度化する「ものづくり」の世界に貢献するため、「もの」の機能を最大限に発揮させるような機能材料・構造材料を開発することを目指すカリキュラムを設定しています。したがって,各自がその実現に向かって自主的・積極的に勉学に励み,創造性豊かな思考力の養成に努める必要があります。その際,大学での基礎学力の養成が将来どのようにして実社会での応用研究へとつながって行くのかを知ることは,各自の能動的勉学をさらに推進する上で重要な指針となるでしょう。本講では,現在,社会の第一線で活躍中の先輩が講師となり,各講師の実体験を通して”up-to-date”なマテリアル科学・工学を,さらにはマテリアル工学技術者としての将来の夢について講義を行います。

到達目標 / Course Objectives

到達目標 各材料についての現状と将来展望に関する知識、および技術者としての心得の修得

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

1 ガイダンス(池田担当)

2〜5(岡田、穴見担当)
・アルミニウム製造技術概要・・・バイヤー法,ホール・エルー法,DC
鋳造,押出,板圧延,時効析出など。
・自動車用構造材料の新展開・・・FCAST技術(DC,各種ストリップキャ
スターとの比較),製法開発の重要さなど。
・自動車コンデンサ用フィン材開発・・・ろう付け技術概要,ブレージ
ングシート・シルフラックスの技術比較,ろう付け中の組織変化(歪焼鈍法),連
続鋳造法による材料開発など。
・軽量サスペンション部品開発・・・部品開発の動向,アルミニウム企
業の商品開発の変化,異形連続鋳造技術,鍛造技術,亜結晶強化,時効硬化,接合
技術など。

6〜10  (今井、大久保、佐野、年岡、湯塩担当)
企業における先端材料開発とその事業化
「企業における技術開発と知的財産」
「金属ナノ粒子の製造技術と応用製品」
「薄膜技術と製品への応用  ~薄膜成膜技術全般、工具用薄膜、光学薄膜の概要等~」
「先端材料の開発と事業化 ~ダイヤモンドを例に~」
「最新の自動車用エンジン  ~基礎から技術動向まで~」

11〜14(袖岡・道山担当) 
「公設試に  おける企業支援」                                 【袖岡】
・公設試の機能や連携等の変遷と概要について、業務、研究および経験談  から述べる。
「材料分野  を課題にした情報処理技術によるアプローチ」             【袖岡】
・  知識データベースや探査手段の仕組みについて、業務、研究および経験  談から述べる。
「鉄鋼材料  とチタン合金の熱処理」                          【道山】
・  民間企業での現場作業、研究について経験談
「金属材料のトライボロジー特性」                           【道山】
・  公的機関での現在の職務、研究について経験談     

15 まとめ(幸塚担当)

授業時間外学習 / Expected work outside of class

講義の内容を十分に復習しておくこと。
シラバスを読んで講義で必要となる関連事項について調査をしておくこと。

成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。各テーマのレポートで評価する(100%)。

基準 / Evaluation Criteria

評価基準:到達目標に関する理解度

教科書
Textbooks


適宜プリントを配布する。

参考書
References

日本セラミックス協会編  とことんやさしい セラミックスの本  日刊工業新聞  B&Tブックス 松下幸之助 述 松下政経塾編  リーダになる人に知っておいてほしいこと  PHP研究所   毎日新聞社科学環境部  迫るアジア どうする日本の研究者  理系白書3  
参考書は授業において随時指示する。

備考
Other Comments

成績については3人の担当者の評価を平均する。積極的に質問すること。
物理化学Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、材料熱力学、材料の強さと変形、固体の物理的性質、状態図と材料組織、マテリアル科学実験Ⅰ、Ⅱ、マテリアル工学実験Ⅰ、Ⅱ
オフィス・アワー;池田までe-mail  (hikoik@kansai-u.ac.jp)でご連絡ください。
個人伝言で連絡する場合があるにで、インフォメーション・システムの個人伝言を毎日確認するようにしてください。
学習・教育目標;D、F