- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 環
- 時間割コード
Course Code - 64070
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 建築構造解析学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 松田 敏
- 曜限
Day/Period - 火4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
建築構造物が種々の荷重を支えてその形を保ち、安全に自立することを確かめるためには、柱や梁などの構造部材にどのような力(断面力)が作用し、どのように変形するのかを知らなければならない。本講義では、建築構造の解析に際して広汎な応用性を持つ「仮想仕事の原理」、「エネルギー原理」と、それらに基づく、種々の静定・不静定構造(梁、ラーメン、トラス、アーチ)の解法について講述する。また、コンピュータを用いた構造解析の基礎となる、マトリクス法(剛性法)の原理と構成について解説する。
到達目標 / Course Objectives
建築物の構造設計に際して必要となる各種の静定・不静定骨組(梁、ラーメン、トラス、アーチ)の応力や変形を計算できるようになる。
【主な学習課題】
(1) 仮想仕事の原理に基づく各種骨組(梁、ラーメン、トラス、アーチ)の解析
(2) エネルギー原理に基づく各種骨組(梁、ラーメン、トラス、アーチ)の解析
(3) マトリクス法(剛性法)の考え方と手順
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 仮想仕事の原理(1): 仮想変位と仮想仕事
第2回 仮想仕事の原理(2): 仮想力と補仮想仕事
第3回 仮想仕事の原理(3): 単位仮想荷重法(梁の変形,ラーメンの変形)
第4回 仮想仕事の原理(4): 単位仮想荷重法(トラスの変形,アーチの変形)
第5回 仮想仕事の原理(5): 単位仮想荷重法の応用(応力法)
第6回 仮想仕事の原理(6): 例題と解説
第7回 仮想仕事の原理(7): 演習
第8回 エネルギー原理(1): 保存力とポテンシャル
第9回 エネルギー原理(2): 全ポテンシャルエネルギー停留・最小の原理
第10回 エネルギー原理(3): 全補ポテンシャルエネルギー停留・最小の原理
第11回 エネルギー原理(4): カスチリアノの定理,最小仕事の原理
第12回 エネルギー原理(5): 最小仕事の原理に基づく不静定構造の解法
第13回 エネルギー原理(6): 例題と解説
第14回 エネルギー原理(7): 演習
第15回 講義のまとめ、到達度の確認、講評授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業資料、ノートを読み返し、授業内容の理解に努めるよう復習をすること。
- 成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。到達度の確認(60%)、小テスト+レポート(40%)
基準 / Evaluation Criteria
【到達目標】の達成度をもって評価する。
- 教科書
Textbooks
適宜、講義資料を配布する。
-
参考書
References 中村恒善 ほか 『建築構造力学 図説・演習 I 』 (丸善) 中村恒善 ほか 『建築構造力学 図説・演習 II 』 (丸善) など
- 備考
Other Comments 静定構造の解法(建築構造力学基礎、建築静定構造力学の内容)および不静定構造の基本的解法(建築不静定構造力学の内容)に関する十分な知識を持っていることを前提とする。
オフィスアワーについて:授業支援システムにて随時受付を行う。