- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法務研究科(法科大学院)
- 時間割コード
Course Code - 96057
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 民事訴訟法
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/4
- 03
- 担任者名
Instructor - 松本 哲泓
- 曜限
Day/Period - 水1/水2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
訴えの提起から判決の確定までの判決手続について、各制度の基本原理及び構造について説明し、そこにおける問題に関する判例及び学説について説明・検討を加えて、受講者が判決手続の全体について十分な理解をし、それぞれの問題に対して自分で考える能力を身に着けることができるようにする。また、民事訴訟法発展講義を受講するための準備をも兼ねるものである。
到達目標 / Course Objectives
判決手続における各制度の基本的な理解を踏まえて、判例及び学説における問題について、十分な理解と対応能力を備えることができるようにする。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス。民事紛争とその解決方式、訴訟手続の概要
第2回 裁判所をめぐる規律
第3回 訴訟当事者をめぐる規律（当事者の確定、当事者能力、訴訟能力等）
第4回 訴訟当事者と代理・代表
第5回 訴えの提起（訴えの３類型）と訴訟上の請求
第6回 訴訟要件、特に、訴えの利益及び当事者適格
第7回 訴え提起の効果（訴訟係属、重複起訴の禁止、実体法上の効果）
第8回 口頭弁論の準備（口頭弁論の必要性、準備書面、争点及び証拠の整理手続）
第9回 審理の基本原則と弁論主義
第10回 口頭弁論の経過
第11回 当事者の訴訟行為
第12回 事実認定と証拠
第13回 証明責任の分配
第14回 証拠調べ１ 証人尋問、当事者尋問、鑑定
第15回 証拠調べ２ 書証、検証
第16回 小テスト。前半のまとめ（補充を含む）
第17回 裁判所の判断による訴訟の終了
第18回 判決効１ 既判力の時的限界
第19回 判決効２ 既判力の客観的範囲
第20回 判決効３ 既判力の主観的範囲
第21回 当事者の行為による訴訟の終了
第22回 一部請求
第23回 複数請求訴訟（訴えの客観的併合、訴えの変更、反訴、中間確認の訴え）
第24回 多数当事者訴訟１ 共同訴訟、同時審判申出訴訟等
第25回 多数当事者訴訟２ 補助参加、訴訟告知等
第26回 多数当事者訴訟３ 独立当事者参加等
第27回 多数当事者訴訟４ 訴訟承継
第28回 上訴及び再審
第29回 簡易裁判所の訴訟手続、少額訴訟等
第30回 全体のまとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
教科書を十分に読んで予習をすることはもちろんのこと、基本的な考え方を踏まえて、判例及び学説等について復習を入念に行うこと。
- 成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Course Content
定期試験（筆記試験）の成績と平常成績で総合評価する。定期試験（70％）、小テスト（15％）、平常点（15％）の総合評価による。
2015年度の実績：Ｓ→3名、Ａ＋→3名、Ａ→2名、Ｂ＋→6名、Ｂ→3名、Ｃ＋→5名、Ｃ→2名、不合格→5名基準 / Evaluation Criteria
基礎的な理解が十分であること、各問題についての判例及び学説の的確な理解ができていること。事案に即して、論理的で的確な法的判断ができること。
- 教科書
Textbooks 伊藤眞 『民事訴訟法（第４版補訂版）』 （有斐閣） 三木浩一他著 『民事訴訟法（LEGAL QUEST）（第２版）』 （有斐閣）
-
参考書
References 高橋宏志・高田裕成・畑瑞穂編 『民事訴訟法判例百選（第５版）』 （有斐閣） 高橋宏志 『重点講義民事訴訟法』（上）（下）（いずれも第２版補訂版） （有斐閣）
- 備考
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