- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 安全
- 時間割コード
Course Code - 75311
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 流行病の制御学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 高鳥毛 敏雄
- 曜限
Day/Period - 金2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
流行病の制御を学ぶには、原因とな微生物、生体の免疫システム、それに対する社会システムの理解する必要がある。微生物には現在知られていないものが突然現れるかもしれない。感染症の流行に備えて診断、検査、治療体制を準備しておく必要がある。また平常時から感染症の流行状況を監視し、早期に対処する体制を整えておく必要もある。授業では、感染症を起こす微生物学、免疫学の基本的なことを理解し、感染症対策の基本原則、その制御に関わる法制度や感染症対策の組織や人材について理解する。感染症の中で結核、HIV、腸管出血性大腸菌O157、新型インフルエンザなどを具体的に取り上げて学び、それらの流行病の制御について理解する。
到達目標 / Course Objectives
1.免疫学、微生物学の基礎知識を得る。
2.感染症の対策の基本原則を理解する。
3.予防接種の法制度と実施体制を理解する。
4.感染症対策を支える組織や専門職を理解する。
5.ハンセン病、結核、エイズの制御システムを理解する。
6.感染症対策に対する国際的な枠組みを理解する。
7.感染症の流行を監視し流行を予防する仕組みを理解する。
8.英米諸国の感染症の制御システムを理解する。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 感染症との戦いの歴史を知る
第2回 微生物学概論
第3回 免疫学概論
第4回 予防接種概論
第5回 伝染病予防法の成立とその問題点
第6回 ハンセン病対策の問題点とその教訓
第7回 結核感染症の制御システム
第8回 エイズの対策とその課題
第9回 感染症法体制の現状と課題
第10回 感染症対策を支える専門組織と専門職員
第11回 感染症の流行監視システム
第12回 国際保健規則の改正とその体制
第13回 新型インフルエンザ等の対策とその課題
第14回 英米社会の感染症の制御システム
第15回 近年の話題となっている感染症授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業の理解を深めるために予習または復習レポートを課す。
制度が整えられて対応されている結核については、演習として発表と討議をするので、時間外にポイントして提示することについて調べてくること。
- 成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Course Content
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。定期試験点(60%)、出席・レポート点(40%)で評価する
基準 / Evaluation Criteria
感染症は、生物学的な基本的な知識を有する。定期試験と予習レポートによって成績を評価する。
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 編集 土肥義胤、山本容正、宇賀昭二 スタンダード微生物学 文光堂; 第2版 (2008/03)
- 備考
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