2016 年度の講義概要のデータベースを検索します。
学部・研究科
Faculty/Graduate School
総情
時間割コード
Course Code
70829
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
空間情報管理実習
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/1
担任者名
Instructor
蒲原 智也
曜限
Day/Period
月4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

空間情報処理では,  グラフ,  木,  リストなどの代表的なデータ構造が用いられます.  本実習では,  Javaを用いてこれらのデータ構造を作成し,  空間情報の検索や状態空間の探査などを行う実践的なアルゴリズム技法について学びます.  更に,  Excel  を用いて,  実行結果や計算時間などのデータを整理し,  様々な探査法の特徴を理解するとともに,  データ構造とアルゴリズムを定量的に評価するための基礎力を養うことを目標としています.

到達目標 / Course Objectives

Javaを用いて空間情報に対する基礎的な処理のアルゴリズムの理解と実装ができ,  更に,  Excel  による実行結果データの整理作業を通して,  様々な実践的なアルゴリズムの特徴を把握するための基礎力を養うことを目標としています.

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

以下の内容を項目毎に複数回の実習で実施します. 
①  グラフの探査(1) 最短経路探査
ダイクストラ法,  A*探査,  国土地理院データの利用
②  グラフの探査(2) 最短経路探査
距離索引を用いた探査,  空間分割を用いた探査,データ整理
③  グラフの探査(3) 経路スカイライン探査
ナイーブ探査,  経路索引を用いた探査,  データ整理④  木の探査 (1) 基礎
⑤  木の探査 (2) 2分探査木,  四分木,  R木
点・範囲問合せ処理,  データ整理
⑥  木の探査 (3) 一次元化
ヒルベルト曲線,  位置座標との対応付け

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業資料を読み返し、理解が不十分な箇所に関しては各自参考書を調べるなどして復習をすること。

成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Course Content

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。レポートの成績と平常成績(出席回数)で総合評価する.    成績評価割合については,  レポート(70%),  出席回数(30%)とします.

基準 / Evaluation Criteria

各回で取り上げたテーマの基本的な考え方や用語が理解できているかどうかを評価します.    授業中に,  適宜実施するレポート・小テスト等を通して,  理解の正しさを評価します.

教科書
Textbooks


資料を配布します。

参考書
References

上島紳一,  上田真由美  データベース-活用のための基礎知識  昭晃堂(2009)   E.Langetepe,  G.Zachman(鈴木宏正訳)  空間的データ構造とアルゴリズム  ボーンデジタル(2007)   J.Kleinberg,  E.Tardos  (著),  浅野孝夫ら(訳)  アルゴリズムデザイン  共立出版(2008)  

備考
Other Comments

  履修者は「データベース」,「オブジェクト指向プログラミング実習(Java)」を既に履修していることが必要です.