- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - シ
- 時間割コード
Course Code - 62354
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - エネルギー変換論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 小田 豊
- 曜限
Day/Period - 木5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
われわれの社会は,大量のエネルギーを供給・消費するための「エネルギーシステム」により成り立っている.エネルギー資源である原油,天然ガス,ウランなどの1次エネルギーから,電気,都市ガス,ガソリン,灯油などの2次エネルギーに精製・変換され,さらにそれらが輸送・貯蔵・配送され,最終消費部門で利用される.さらにエネルギーの利用に伴い発生する廃棄物処理も含め,「エネルギーシステム」が構築されている.
本科目では,エネルギー資源と日本と世界のエネルギー需要,各種エネルギー変換技術,燃焼による熱エネルギーの発生過程,各種熱機関による動力の発生,省エネルギー技術,汚染物質の生成機構とその対策技術について講義する.
特に,ボイラや蒸気タービンなどから構成される蒸気動力機関,ガソリンエンジンやディーゼルエンジン,そしてガスタービンなどの内燃機関,冷凍機,ヒートポンプの空調冷凍機器,燃料電池などの各種機関の基本原理,ならびに技術的展開について解説する.到達目標 / Course Objectives
本講義の達成目標としては,以下の①〜③である.
①社会を構成する「エネルギーシステム」の構造を理解し,エネルギー資源とエネルギー需要,そしてエネルギー変換技術についての知識が身につく.
②各種熱機関の基本原理ならびに技術的取り組みについて理解できる.
③省エネルギー対策,汚染物質の対策についての技術的取り組みについて理解できる.
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1.エネルギー論概説
2.エネルギー資源
3.日本と世界のエネルギー需要
4.燃焼計算
5.エネルギーの形態と変換過程に関する熱力学
6.ガソリン機関
7.ディーゼル機関,ガス機関
8.ガスタービン
9.ボイラ・蒸気動力
10.原子力発電
11.コンバインドサイクル
12.ヒートポンプ,冷凍機,コージェネレーション
13.燃料電池と二次電池
14.自然エネルギー利用
15.講義のまとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
熱力学,伝熱工学に関する基本的事項を復習しておくことが望ましい.
新聞,テレビなどにより,エネルギーの社会的な動向について,知見を広げることが望ましい.
- 成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Course Content
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。定期試験を90%,レポート・演習などの平常成績を10%で総合的に評価する.
基準 / Evaluation Criteria
①「エネルギーシステム」の構造を理解度,および,エネルギー資源とエネルギー需要,そしてエネルギー変換技術についての理解度
②各種熱機関の基本原理ならびに技術的取り組みについての理解度
③省エネルギー対策,汚染物質の対策についての技術的取り組みについての理解度
- 教科書
Textbooks 小澤守,竹中信幸,梅川尚嗣,浅野等,松本亮介,村川英樹 『エネルギー変換論入門』 (コロナ社)
-
参考書
References 水谷幸夫 『燃焼工学入門』 (森北出版) 経済産業省 資源エネルギー庁 『エネルギー白書』 資源エネルギー庁のHPより,閲覧可能http://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper
- 備考
Other Comments 熱力学Ⅰ,熱力学Ⅱを修得しておくことが望ましい.
オフィスアワーについては,授業時に指示する.