- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - シ
- 時間割コード
Course Code - 62271
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 機械加工学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 2
- 担任者名
Instructor - 古城 直道
- 曜限
Day/Period - 火3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
機械加工は機械を使って材料から不要な部分を切りくずとして除去し、目的とする寸法と表面に仕上げる技術である。機械加工学はこの技術に関する学問である。実際の機械加工作業は基本的に工作物、工具、工作機械、工作条件の４要素に支配され、それらが互いに関連をもちながら複雑な加工現象を生じさせている。このような加工現象を理解するためには、材料学、機械力学、表面工学についての知識が必要であり、機械加工学はこれらの関連学問の上に成り立っている。本講義では、工具として刃物を利用する場合と砥粒を利用する場合の除去加工を取り上げ、そこで発生する加工現象を、工具の作用状態と速度の観点から比較検討し、解説する。
到達目標 / Course Objectives
機械技術者として開発・設計を行う上で、最低限必要なものづくりの基本技術を習得させることにある。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
Ⅰ. 機械加工原論
材料の一部を破壊して、切りくずとする除去加工の基本的概念と特質について説明し、機械加工の意義を理解させる。
1. 機械加工の原則
2. 加工誤差
Ⅱ. 切削加工
一定形状に成形された工具によって、材料から切りくずを除去する加工の理論と実践について説明する。
3. 切削の基礎的事項と切りくず生成の機構
4. 流れ形切りくずの生成理論
5. 切削抵抗、切削熱、工具寿命
6. 仕上げ面
7. 旋削と平削り
8. 穴加工とフライス加工
Ⅲ. 研削加工
研削砥石を高速度で回転し、これを工具として材料除去を行う加工法について説明する。
9. 研削砥石
10. 研削の幾何学と砥粒の切削作用
11. 研削砥石の切れ刃
12. 研削仕上げ面と研削抵抗
13. 研削作業
Ⅳ．その他の特殊加工
14．研磨加工15．理解到達度の確認授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業資料、教科書、ノートを読み返し、授業内容の理解に努めるよう復習をすること。
- 成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Course Content
定期試験（筆記試験）の成績と平常成績で総合評価する。定期試験（70％）、平常成績（レポート）（30％）
基準 / Evaluation Criteria
成績評価結果が60点以上を超えること。
- 教科書
Textbooks 津和秀夫 『機械加工学』 （養賢堂） K*532*ツ
-
参考書
References 中山一雄・上原邦雄 著 『新版 機械加工』 （朝倉書店） K*532*ナ 田中義信・津和秀夫・井川直哉 共著 『精密工作法 上』 （共立出版） K*532*タ*1 藤村善雄 『実用切削加工法』 （共立出版） K*532*フ 杉田忠彰・上田完次・稲村豊四郎 著 『加工学基礎１ 基礎切削加工学』 （共立出版） K*532*カ*1 河村末久・矢野章成・樋口誠宏・杉田忠彰 著 『加工学基礎２ 研削加工と砥粒加工』 （共立出版） K*532*カ*2 仁平宣弘・朝比奈奎一 著 『機械材料と加工技術』 （科学図書出版(技術評論社)） K*531.2*ニ 日本機械学会 編 『生産加工の原理』 （日刊工業新聞社） K*532*セ 中島利勝・鳴滝則彦 共著 『機械加工学』 （コロナ社） K*532*ナ 小野浩二・河村末久・北野昌則・島宗勉 共著 『理論切削工学』 （現代工学社） K*532*リ
K*は総合図書館２Ｆ開架閲覧室の請求記号
- 備考
Other Comments 質疑応答時間は、原則、講義終了時に申し出た時点で相談して決める。