2016 年度の講義概要のデータベースを検索します。
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
65242
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
特別研究1
(細胞工学研究室)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/3
担任者名
Instructor
安原 裕紀
曜限
Day/Period
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 細胞工学研究室では、植物の細胞生物学に興味のある学生、直接的な応用研究よりも生物学そのものの面白さに興味のある学生の活躍を期待しています。本研究室では、指導教員自身が徹底した実験技法の指導を行うので、正しい実験操作が確実に身に付きます。したがって、植物科学、細胞生物学の研究者を目指す学生は特に歓迎します。また、研究の進め方に関して指導教員が具体的、直接的な指示を出すので、規模の大きな研究室にありがちな、「ほったらかしにされてしまって、何から着手したら良いかわからない」や「指導してくれる大学院生が信頼できない」等の心配は不要です。しかしながら、学生諸君の自由な発想は研究の発展に不可欠なので、自主性を持って研究に取り組んでくれることを期待しています。具体的な研究の内容に関しては、特別研究2のシラバスに記入しているのでそちらを参照してください。

到達目標 / Course Objectives

本科目の達成目標: 各自の研究テーマにおける目標達成のための基本的な実験操作の習得と特別研究2で研究を発展させる足がかりをつくる。

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

4月から5月にかけては、就職活動に多くの時間を取られる学生も多いことから、以下の基本的な実験操作について実習的にトレーニングを行い、本格的に研究に着手するための基礎を養成する。

マイクロピペットの正しい(高度な)使い方
正しい(高度な)実験器具の洗い方
タバコ培養細胞BY-2の継代培養法
シロイヌナズナの栽培法
大腸菌からのプラスミドの調製
蛍光顕微鏡の使い方
共焦点レーザー顕微鏡の使い方

研究テーマは5月の連休明けをめどに決定し(就職活動等で早い時期に決める必要がある場合は特別に対応します。)、5月から6月にかけては、各自の研究テーマのなかで、共通する実験操作を必要とする者がグループを作り、PCRによる遺伝子の単離や、植物形質転換用のプラスミドの構築、あるいは、各種顕微鏡を用いた写真撮影などの操作を学びつつ、徐々に本格的な研究に入る。

授業時間外学習 / Expected work outside of class

研究に関連する文献を指示するので、読んで不明の点を質問できるようにしておくこと。

成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Course Content

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。成績評価割合: 基本的な実験操作の習得ができたか(60%)、研究室の運営(培養細胞・植物の世話、研究室の清掃、薬品管理など)への貢献度(20%)、特別研究2で発展させるべき研究の足がかりが出来たか(20%)。

基準 / Evaluation Criteria

特別研究1ではとくに、各自の研究テーマにおける目標達成のための、基本的な実験操作の習得と特別研究2で研究を発展させる足がかりができたかどうかに主眼をおいた評価を行う。

教科書
Textbooks

Bob  B.  Buchananら編 杉山達夫 監修 岡田清孝ら 監訳  植物の生化学・分子生物学  学会出版センター  パート1 第5章 細胞骨格 を熟読しておくことが望ましい。

参考書
References

柴岡 弘郎  植物は形を変える 生存戦略のミクロを探る  共立出版   町田泰則、福田裕穂 編  細胞工学別冊 植物細胞工学シリーズ13 植物細胞の分裂  秀潤社  

備考
Other Comments

細胞工学研究室に配属を希望する学生は、第四実験棟地下の細胞工学研究室に見学に来てください。
細胞工学研究室への配属希望者は、「植物生理学」を修得していることが望ましい。