- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 化
- 時間割コード
Course Code - 65259
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 生物工学実験
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/4
- 担任者名
Instructor - 岩木 宏明/山出 和弘/細見 亮太/福永 健治
- 曜限
Day/Period - 火3/月3/火4/月4/火5/月5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
生物工学実験では、生物工学が広範な分野に関連していること、種々の実験技術の習得が必須であることを理解するため、生物化学工学、食品化学、遺伝子工学の3分野に分けて実験を行う。生物化学工学実験では、プラントの基礎である単位操作(流動)、微生物の培養に必要な発酵槽(撹拌槽と気泡塔)の運転と移動現象との関連、分離精製操作(膜分離)について実験するとともに、それらの基本となる物性値の測定も行う。 食品化学実験では、様々な分析化学手法によって食品成分のうちとくに化学的特性の測定を行い、定量分析の概念を身につける。また希望者は、動物実験を行うことができる。自ら飼育し、解剖を行い、採取した生体試料を材料にして機能性成分の定量分析を行う。以上の実験を行うことによって正確で高精度な定量分析技術を身につける。講義計画の内容は進行状況、理解進展度によって適宜改変することがある。次週までの徹底した予習、実験シミュレーションを必要とする。さらに試薬の調製は全て学生自身が行う。 遺伝子工学実験では、遺伝子工学の基本となるDNA調製法、PCR法、組換えDNA法の基本操作について実習するとともに、組換えDNA 実験を行う際の規則や廃棄物処理法を身につける。
到達目標 / Course Objectives
生物化学工学、食品化学、遺伝子工学分野の基礎的実験技術を身につける。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
講義計画
<生物化学工学実験>
1. 生物化学工学実験ガイダンス
2. 物性値の測定
3. 充填層および流動層の流動特性
4. 通気撹拌槽における撹拌所要動力
5. 気泡塔おけるガスホールドアップとガス吸収
6. 限外ろ過法による分子の分離特性
<食品化学実験>
1. 食品化学実験ガイダンスおよび餌料調製
2. 油脂類の化学的特性の測定
3. TBA法による食品劣化度の測定
4. 揮発性塩基窒素の測定
5. 動物解剖および血液Hb・RBCの測定
<遺伝子工学実験>
1. 遺伝子工学実験ガイダンス
2. PCR法による目的遺伝子の増幅と確認
3. 制限酵素切断地図の作成
4. 組換えDNA法の基本的操作
5. 細菌からのDNA調製 (プラスミドDNA)
6. 細菌からのDNA調製 (ゲノムDNA)授業時間外学習 / Expected work outside of class
・実験内容を良く理解し、事前に実験ノートにまとめておくこと。
・その他授業時間外に行っておくべきことを指示することがある。
- 成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Course Content
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。レポート・実験ノート・実験態度を総合的に評価する。全日程の出席を原則とする。
基準 / Evaluation Criteria
成績評価
(1)実験態度:出席状況(遅刻は重大な減点の対象である)、実験への取り組み、チームワーク、時間内の終了、整理整頓、清掃
(2)レポート:レポート提出状況、レポートの書き方、実験の目的・原理・方法の理解、データ処理法、結果の吟味、考察、研究課題
(3)実験ノート:ノートの書き方、予習の状況、実験中の記録
・レポートあるいはノート未提出の場合は、不合格とする。
・欠席は原則認めない。
病気などでやむを得ず欠席した場合には、
1.速やかに担当者に申し出て指示を受けること。
2.速やかに欠席届を提出すること
その他やむを得ない理由で欠席する場合は、予め担当者に申し出て指示を受けること。
- 教科書
Textbooks (生物化学工学実験・遺伝子工学実験)各テーマについてプリントを配布する。 (食品化学実験)福永・細見編著 基礎食品分析実験 文教出版
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参考書
References 続・実験を安全に行うために 化学同人 化学レポートと論文の書き方 化学同人
- 備考
Other Comments オフィスアワーについて:実験時間中に随時質問を受け付けます。