- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - シ
- 時間割コード
Course Code - 62086
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 統計学1
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 安芸 重雄
- 曜限
Day/Period - 木4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
不規則な現象に対して,「実験や観測を行って得られる情報を用いてその現象をどのように理解するか」という統計的方法論を解説する.最初に,統計的モデルを構築するための確率変数と確率分布について,その期待値や分布間の相互関係などの基本的性質を学習する.さらに,多次元分布と大数の法則や中心極限定理などの極限定理を述べたあとで,統計的推測の考え方を解説し,点推定の「良さ」の基準について説明する.
今まで学んできた数学を実際の場面で役立てることを学習するのも,この授業の大切な目標の一つである.到達目標 / Course Objectives
この授業の到達目標は,統計学の基本的な事項の理解と基本的な統計的手法の使い方を身に付けることである.
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
各回で以下の内容について講義する.
1. 統計的モデルの概念と確率空間
2. 確率変数と確率分布
3. 事象の独立性と従属性
4. 場合の数の数え上げ
5. 確率変数の期待値
6. 積率母関数
7. 離散確率分布の例
8. 連続確率分布の例
9. 多変量確率分布
10. さまざまな標本分布と相互関係(1)
11.さまざまな標本分布と相互関係(2)
12.大数の法則と中心極限定理
13.統計的推測の考え方
14.点推定と区間推定
15. 講義のまとめ,到達度の確認と講評授業時間外学習 / Expected work outside of class
教科書の演習問題を解いておくこと.また,計算機を使った統計解析の資料が配られた場合には,計算機を使って練習することが望ましい.
- 成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Course Content
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。到達度の確認(筆記による学力確認)(90%),レポート(10%)
基準 / Evaluation Criteria
講義で説明した統計学の基本的事項についての理解度について評価する.
- 教科書
Textbooks 栗栖 忠, 濱田年男, 稲垣宣生 『統計学の基礎』 (裳華房)
教科書以外に,授業時に資料を配布する.
-
参考書
References 吉田朋広 『数理統計学』 (朝倉書店)
- 備考
Other Comments オフィスアワーについて:毎回の授業終了時などに各自相談してください.