- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文/環/工
- 時間割コード
Course Code - 64068
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 近代建築史
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 橋寺 知子
- 曜限
Day/Period - 木2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
近代は、社会のしくみが大きく変わった時代である。建築の分野でも、新材料・構法が導入され、建物の外観やデザイン、建設方法が変わっただけでなく、建築に対する考え方が大きく変化し、その結果として、今日我々が暮らす空間が成立している。
この講義では19世紀末以降の西洋と日本の近代建築の展開を講述する。造形上の特徴だけでなく、それぞれの考え方が導かれた背景や今日の建築的課題との関連性を考える。到達目標 / Course Objectives
1)近代の建築に関する基本的知識を身につける。
2)建築と時代・社会との関係について考える。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス、近代・近代建築とは何か
第2回 近代建築の源(1)建築材料としての鉄とガラス、アール・ヌーボー
第3回 近代建築の源(2)ウィーン・セセッション、鉄筋コンクリート造の建築
第4回 抽象化への志向(1)イタリア・ソビエト・オランダ
第5回 抽象化への志向(2)ドイツ +ミース・ファン・デル・ローエ
第6回 ル・コルビュジエ
第7回 モダニズムの建築
第8回 19世紀末〜20世紀初期のアメリカ建築とフランク・ロイド・ライト
第9回 モダニズムの建築の多様性、伝統への回帰
第10回 日本の近代建築(1)西洋建築の受容
第11回 日本の近代建築(2)西洋建築学習の深化
第12回 日本の近代建築(3)日本の初期モダニズム建築
第13回 日本の近代建築(4)戦後の建築
第14回 世界の戦後建築
第15回 講義のまとめ、講評授業時間外学習 / Expected work outside of class
・授業の最後に次回に取り扱う内容を告知する。次回授業までに、教科書の該当ページを一読しておくことが望まれる。
・一般の近代史の基礎知識が不可欠である。高校時代の教科書、近代史の入門書等で復習しておくと理解が深まる。
- 成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Course Content
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。時間内におこなう小テストあるいはミニッツペーパー(30%)、レポート(20%)、筆記試験(50%)。
基準 / Evaluation Criteria
小テストあるいはミニッツペーパー、到達度の確認に関しては、授業内容の理解度、論理性で評価する。レポートに関しては、主題の明確さ、全体の構成や論理性に主眼をおいて評価する。
- 教科書
Textbooks 初田亨・大川三雄・吉田鋼市・川向正人 『図説 近代建築の系譜 日本と西欧の空間表現を読む』 (彰国社)
講義時に用いるパワーポイントの画像は、参考資料として、前もってインターネットを通じて配付する。各自印刷し、持参することがのぞましい。
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参考書
References 本田昌昭・末包伸吾編 『テキスト 建築の20世紀』 (学芸出版社) 日本建築学会編 『近代建築史図集』 (彰国社) 鈴木博之他監修 『新建築臨時増刊 建築20世紀Part I、Part II』 (新建築社) 新建築学大系編集委員会編 『新建築学大系5 近代・現代建築史』 (彰国社) 石田潤一郎・中川理編 『近代建築史』 (昭和堂) 二川幸夫、ケネス・フランプトン 『モダン・ア-キテクチュア 近代建築の黎明 1851-1919』 (エ-ディ-エ-・エディタ・ト-キョ-) 二川幸夫、ケネス・フランプトン 『モダン・ア-キテクチュア 近代建築の開花 1920-1945』 (エ-ディ-エ-・エディタ・ト-キョ-) ケネス・フランプトン 『現代建築史』 (青土社)
- 備考
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メールアドレス:tomoko@kansai-u.ac.jp