- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 環
- 時間割コード
Course Code - 64343
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 工業製図
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 森永 英二/木下 卓也
- 曜限
Day/Period - 木1/木2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
工業製図では、JIS製図規格に準拠した機械製図法を修めるのに特に重要と思われる項目について、平易に解説した後に実技を行う。直線と円の描き方では、製図器具の使用法を説明する。線の練習では、製図に用いる線の種類と線の太さの比率、用法を理解させる。投影法では第三角法によって物体の投影図を描き、正投影図の基準配置を理解させる。歯車については、歯車の種類、歯形各部の名称、歯車の図示法を説明する。寸法については、その表し方・記入法及び補助記号について説明し、寸法を合理的に正しく見やすく記入できるようにする。寸法公差とはめあいでは、IT基本公差、はめあいの種類、はめあい方式とその表示法について説明する。表面性状については、輪郭曲線パラメーター、表面性状の図示法を説明する。ねじについては、ねじの種類・呼び方と略画法・表示記入法を理解させる。材料の表示法では、鉄鋼材料・非鉄金属材料記号の構成・配列などを理解させる。溶接記号では、溶接の定義、代表的な溶接法、溶接用語、溶接記号とその記入の仕方を理解させる。機械製図法は、化学プラントなどに関する製品を設計する場合に不可欠な知識である。平歯車、ガスバーナー、パッキン押えの手書きによる製図及びパッキン押えのCAD製図を通じて、JIS製図規格を十分理解させ、把握できるように指導する。
到達目標 / Course Objectives
JIS(日本工業規格)製図規格の講義、平歯車、ガスバーナー、パッキン押えの手書き製図及びパッキン押えのCAD製図を通じて、第一角法と第三角法の違いを理解して機械製図法の基礎を修得し、正確に図面が描け、図面が読めることを目標とする。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス、概論、図面の構成、製図器材、図面の描き方
第2回 ドラフターの使用法、図法幾何学(平面幾何画法、投影法、他)、図形の表し方(投影図の種類、第一角法と第三角法、矢示法、他)、<線と円などの製図>
第3回 寸法記入法(寸法線の記入法、寸法補 助記号、他)、<線と円などの製図>
第4回 寸法公差の表示法(はめあい方式とその表示法、他)、<線と円などの製図>
第5回 歯車製図(歯車の種類、歯車の図示法、他)、表面性状の図示方法(輪郭曲線パラメータ、表面性状の図示法、他)、材料表示法、図面の管理、<線と円などの製図>・<平歯車の製図>
第6回 <平歯車の製図>
第7回 ねじおよびねじ部品の製図(ねじの標準形の種類、ねじの表し方、製図規格、図示方法、ボルト・ナット、他)、溶接記号、<平歯車の製図>・<ガスバーナーの製図>
第8回 <平歯車の製図>・<ガスバーナーの製図>
第9回 <ガスバーナーの製図>
第10回 <ガスバーナーの製図>
第11回 <ガスバーナーの製図>
第12回 <パッキン押えの製図>、機械製図法のまとめ、小テスト
第13回 CAD(2次元 Auto CAD 2011)の説明、CADコマンドの練習、練習問題の実施
第14回 練習問題の実施、<パッキン押えのCAD製図>
第15回 <パッキン押えのCAD製図>授業時間外学習 / Expected work outside of class
平歯車やガスバーナーなどの各課題の製図は、講義によるJIS製図規格の基礎知識に基づいて行うので、常に講義の内容を復習し、製図に臨むことが重要である。
- 成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Course Content
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。 成績は、提出された図面(70%程度)、出席状況(30%程度)で総合的に評価する。
基準 / Evaluation Criteria
図面は正確さ、美しさの観点から評価する。実技科目であるから欠席・遅刻は減点対象となる。
- 教科書
Textbooks 大西 清著 『JISにもとづく標準製図法』 (理工学社) その他、適宜プリントを配布する。
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参考書
References 日本規格協会編 『JISハンドブック 製図』 (日本規格協会) 山中 秀男著 『JIS製図規格とその応用』 (共立出版) 真部 富男著 『図面の見方・描き方』 (工学図書) 片岡 徳昌著 『JISによる製図の基礎』 (日本理工出版会) 西村 仁著 『図面の描き方がやさしくわかる本』 (日本能率協会マネジメントセンター) 西村 仁著 『図面の読み方がやさしくわかる本』 (日本能率協会マネジメントセンター) 藤本 元、御牧 拓郎、植松 育三、髙谷 芳明共著 『図面のポイントがわかる機械製図』 (森北出版) 有吉 省吾、竹之内 和樹共著 『JIS機械製図法』 (朝倉書店) 基礎から学ぶ機械製図編集委員会編 『基礎から学ぶ機械製図』 (オーム社) 住野 和男著 『やさしい機械図面の見方・描き方』 (オーム社) 大西 清著 『JISにもとづく機械製作図集』 (理工学社) 大柳 康、蓮見 善久共著 『JISにもとづく標準機械製図集』 (理工学社) 蓮見 善久著 『冷凍機の設計・製図』 (理工学社) 斎藤 美佳著 『Auto CAD LT 2011ではじめる機械製図』 (秀和システム)
- 備考
Other Comments この科目は、化学プラント設計に関連している。製図室やOD教室内の機器は、理工系全学科が使用するので、丁寧に取り扱い、整理整頓に留意する。製図室やOD教室での飲食を禁止する。教員との連絡は主にメールで受け付ける。