- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 化/工
- 時間割コード
Course Code - 65275
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 遺伝子工学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 長谷川 喜衛
- 曜限
Day/Period - 火3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
遺伝子工学は、分子生物学や化学で得られた知識に基づいて確立された技術である。近年、この技術は、多くの分野の基礎・応用の両面にわたって使用され、従来の学問領域を越えた新しい方向を生み出している。
本講義では、遺伝子工学誕生の歴史を概観するとともに、DNAを扱う上での法律上の規制について解説する。さらに、遺伝子工学の基礎概念・基礎技術や遺伝子工学から派生した新しい技術・方法論についても講述する。なお、講義内容を理解するため、演習も取り入れる。到達目標 / Course Objectives
①遺伝子を扱う場合の法律上の規制や注意事項が理解できる。
②遺伝子工学から派生した新しい技術や方法論が理解できる。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス(遺伝子工学の歴史)
第2回 DNAの取扱いにおける関連法規
第3回 組換えDNAの原理 (1)
Ⅰ-1 基本概念
Ⅰ-2 ベクターとは
第4回 組換えDNAの原理 (2)
Ⅰ-3 制限酵素とは
第5回 組換えDNAの原理 (3)
Ⅰ-4 組換え体の検出法(挿入不活性型・α-相補性につ
いて)
第6回 組換えDNAの原理 (4)
Ⅰ-5 目的遺伝子を持つ組換え体の検出法
Ⅰ-6 遺伝子クローニングの全体計画
第7回 組換えDNAの原理 (5)
Ⅰ-7 まとめ
第8回 PCRの原理(1)
Ⅱ-1 基本原理
第9回 PCRの原理(2)
Ⅱ-2 プライマーのデザイン
第10回 PCRの原理(3)
Ⅱ-3 PCRの利用(部位特異的変異、PCRクローニング
など)
第11回 DNAシーケンス法
Ⅲ-1 ジデオキシ法による塩基配列の決定
Ⅲ-2 塩基配列の解析法(データベースの利用)
第12回 物質生産のための遺伝子工学
第13回 遺伝子工学の応用(環境保全における遺伝子工学)
第14回 遺伝子工学の応用(物質生産における遺伝子工学)
第15回 到達度の確認及びまとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
講義資料を読み返し、理解が不十分な箇所に関しては各自参考書を調べるなどして復習をすること。
- 成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Course Content
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。講義内容に対する理解度(学力確認:80%、レポート等:20%)で評価する。
基準 / Evaluation Criteria
本講義で学んだ知識の習熟度および理解度を評価し、成績とする。
- 教科書
Textbooks
使用せず、必要な資料を配布する。
-
参考書
References George M. Malacinski 著(川喜多正夫 訳) 『分子生物学の基礎 第4版』 (東京化学同人)
- 備考
Other Comments オフィスアワーについて:毎回の授業終了時等に受付を行いますので、各自申し出て下さい。