2016 年度の講義概要のデータベースを検索します。
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
50951
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
メディア・セミナーB
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
秋(隔・ク)/2
担任者名
Instructor
三浦 文夫/荒川 祐二/山中 聡/鈴木 貴歩/岩尾 知明/鏡 孝彦/大田 結/和田 康子
曜限
Day/Period
水4/水5
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

これからの音楽業界・関連メディア業界で支えていくリーダーによる、業界の現状と今後の展開について隔週2時限連続の講義を行う。(初回のみ1時限)それぞれの立場から現場の実態を折り込みながら、音楽業界・音楽関連メディアの現状と今後の課題について理解を深める。業界の全体構造について説明した上で、アーティストマネジメント、レコード会社、著作管理事業会社、イベンター、音楽番組制作会社、FMラジオ、CM音楽制作会社、それぞれの業態と具体的な業務と課題について解説する。また、関西での今後の音楽産業展開の可能性について起業も含めて考察する。後半5限は質疑と課題レポート(毎回講師が出題)作成にあてるため、質問、コメントを通じて積極的に授業に参加することを強く求める。

到達目標 / Course Objectives

1、 音楽業界・関連メディア業界現状の構造の理解 
2、 音楽業界・関連メディア業界の課題の理解と今後の展開の考察
3、 関西での音楽産業の展開の可能性に関する考察
4、 企画力、クリエーティブマインド、起業マインドの醸成

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

授業スケジュール、講師予定 

1、 音楽業界・関連メディア業界の全体構造の説明と課題の整理 
   講師:三浦文夫 

2、 著作権管理事業の機能とデジタルメディア対応  
   著作権管理事業の機能と実務、アーティストと音楽出版社、 
   JASRACとの関係、放送とインタラクティブ配信について、 
   新しい音楽配信(ストリーミング型)対応について 
   講師:荒川祐二(著作権管理事業会社) 
   NexTone(ネクストーン)代表取締役COO 
   JASRACに次ぐ著作権管理事業者 
                  坂本龍一、Mr.Children、スピッツなど 
   

3、 アーティスト事務所の機能と課題  
   プロデュース手法について
   講師:山中聡(マネジメント)
    レコード会社で山下達郎、竹内まりあ、坂本龍一、大貫妙子
    などのプロモーションを手がける
   独立後、小林武史、CHARAなどのマネジメントを手がける
   元一般社団法人音楽制作者連盟副理事長、
  「70'バイブレーション」(横浜レンガ倉庫)
   総合プロデューサー、キュレーター、
      関西大学音楽アーカイブ・ミュージアムプロジェクト共同研究者

4、 レコード会社の機能と課題、新しい音楽産業、起業について  
   レコード会社の機能、レコード産業の市場、LINE  Music、AWA
   Spotifyなどストリーミング型サービスの  日本での展開について
   新しい音楽産業のありかたと起業支援について 
   講師:鈴木貴歩
   Parade  All 代表取締役
   元ユニバーサルミュージックデジタル事業開発部本部長 
   MTV、音楽業界のデジタル対応の第一人者 

5、 音楽メディア「FMラジオ」の機能と課題  
   FMラジオ番組の編成、制作、イベント展開について 
   講師:岩尾知明(FMラジオ編成) 
   日本の音楽FMステーションの代表的存在であるFMCocolo編成部
                長  (FM802)
   番組の編成、Radio  Crazyなどのイベントの制作、アーティスト
              ブッキングも手がける 

6、 プロモーターの機能、コンサートライブ市場  
   ライブコンサート市場、イベンターの機能、アーティストとの
                関係 
   講師:鏡孝彦(プロモーター) 
   グリーンズ代表取締役、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会 
   専務理事、関西地区の大手プロモーター、長渕剛、クレージーケン
   バンドなど数多くの有名アーティストの関西におけるコンサートライブ 
   を手がける 

7、 CM音楽制作会社の機能と課題  
   CM音楽制作会社の機能、制作の現場、関西での音楽産業展開の可能性 
   講師:大田結(CM音楽制作会社) 
   ステップCM音楽プロデューサー、多くのラジオCMの広告賞を受賞 
   関西大学社会学部マスコミ専攻出身 

8、 音楽番組制作会社の機能と課題、関西の音楽産業の可能性  
   音楽番組制作会社の機能、制作の現場、イベント展開について 
   関西における音楽産業展開の可能性について 
   講師:和田康子(音楽番組制作会社) 
   キッスコーポレーション代表取締役 
   大手音楽番組制作会社、FM802、FMCocoloではNo.1シェアー 
   東京、名古屋にも進出、元渡辺プロダクション、音楽業界に幅広い 
   人脈を持つ、関西における音楽産業展開の可能性を探っている

授業時間外学習 / Expected work outside of class

日本の音楽産業の基本的な構造について、日本レコード協会、ACPC(コンサートプロモーターズ協会)などのウェブに掲載されている統計資料、参考書などによって学習しておくこと

成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Course Content

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
毎回講義講義時間内にレポートを作成(2回目以降)、7回の合計点で評価する。また授業中の質問、コメントについては加点する。

基準 / Evaluation Criteria

講義内容の理解、今後の展開に関する考察、企画力、斬新な発想、積極性

教科書
Textbooks

参考書
References

三浦文夫  少女時代と日本の音楽生態系  日本経済新聞出版社  

備考
Other Comments

fmiura@kansai-u.ac.jp までメールで連絡すること