2016 年度の講義概要のデータベースを検索します。
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
40429
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
ビジネス英語入門
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
6
担任者名
Instructor
高橋 伸光
曜限
Day/Period
水4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

   国際ビジネスでの英語による  written  communication  の基本を学習する。言語やレトリック、商学  (国際ビジネス)、英米の文化、コミュニケーションの学際的な観点からビジネス英語にアプローチする。言語、文化、コミュニケーションなどの「ソフトパワー」で企業が国際ビジネスでの信頼を得る重要性を説く。 
  
 我が国において、国際的に英語を駆使し英語によるコミュニケーションを行っているビジネスの分野は、その頻度・量からみて、貿易業(商社など)および貿易関連業(外国為替銀行、海運・空運会社、海上保険会社など)に集中している。したがって本講では、貿易取引のいろいろな場面の展開と、その中で必要な用語、英語通信文、コミュニケーションの基本を学ぶ。ただ国際ビジネスの内容を知らずして国際ビジネスでの英語を学習することは難しい。英語通信の背景にある国際ビジネス(貿易取引)について、「一般的取引条件」の主要5条件のうち品質、数量、価格、受渡し条件の4条件 (決済条件とその英語の運用は次の学期)、「オファーとその承諾」を中心に基礎を体系的に解説する。その主要5条件のうち4条件をベースに、「オファーとオファーの承諾」を商務・法務・言語の観点から解説する。そしてそこでの英語の表現を学習する。

    This  course  is  an  introduction  to  writtencommunication  in  English  for  import  and  export  trade.    It  addresses  BE  (Business  English)  from  interdisciplinary  viewpoints  of  language,  culture,  communication  and  business.    It  also  provides  a  basic  knowledge  of  import/export  trade  concepts,  processes,  and  functions  which  lie  behind  communication  in  English.

到達目標 / Course Objectives

<学校英語から専門英語へ>

 ビジネスで言語(英語)を単に使えるのではなく、その言葉の前に、当該ビジネスの状況で、まずコミュニケーション戦略を考えたい。その戦略にはCommunicator  Strategy、Audience  Strategy、Message  Strategy、Channel  Choice  Strategy、Culture  Strategy  の5つがある。これらの戦略に基づいて国際ビジネスでの英語を考える。つまり、当該ビジネス状況でコミュニケーション戦略に基づいて、いかに適切な英語表現ができるか、である。今までの学校英語から専門英語の1つである戦略的に考えるビジネス英語に慣れてもらいたい。

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  オリエンテーション:授業内容、教科書・資料集の使い方、成績評価、出席状況 他
第2回  わが国におけるビジネス英語・英語ビジネスコミュニケーション
第3回  輸出入取引のフローチャート、ビジネス英語基本50文例
第4回  輸出入取引のフローチャート、ビジネス英語基本50文例
第5回  一般的取引条件のうち主要5条件、ビジネス英語基本50文例
第6回  品質条件、ビジネス英語基本50文例
第7回  数量条件、ビジネス英語基本50文例
第8回  価格条件、ビジネス英語基本50文例
第9回  価格条件、ビジネス英語基本50文例
第10回  価格条件、ビジネス英語基本50文例
第11回  受渡し条件、ビジネス英語基本50文例
第12回  オファーとその承諾、ビジネス英語基本50文例
第13回  オファーとその承諾、ビジネス英語基本50文例
第14回  オファーとその承諾、ビジネス英語基本50文例
第15回  筆記試験   以上は予定であって授業の進捗度によって変更されることがある

授業時間外学習 / Expected work outside of class

 国際取引(貿易・輸出入取引)が無ければ、皆さんの生活はどのようなものになるか、まずそれを念頭におかれたい。そしてその取引は自然言語で行われる。
 ビジネスでの言葉の運用では、スピードが要求される。そのために、コミュニケーションやビジネス英語例文を覚え込んでもらう。復習が必要である。もし、授業の進行が速いと思う受講生は予習をお願いする。授業の終わりに、次回の予定を述べる。

成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Course Content

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。授業最終日に試験を行い、出席状況で総合評価する。
1. 出席状況(4回以上欠席すると単位は出ない)  
2. 試験(筆記試験、授業最終日に予定)

基準 / Evaluation Criteria

 筆記試験の60パーセント以上の点数でもって合格とし単位が出る。ただし、4回以上の欠席で単位はでない。学生にとって、授業に出席することは当たり前のことであるので、出席点は考慮しない。 

教科書
Textbooks

高橋伸光  著  『ビジネス英語--Oral  and  Written  Communication』、改訂版  関西大学生協で入手可 高橋伸光  編  著  『ビジネス英語・貿易実務資料集』  関西大学生協で入手可

参考書
References

中間敬弌 著  『商業英語の語法』  (大修館書店)   中邑光男  著  『基礎から学ぶ英語ビジネス・ライティング』  (研究社)   来住哲二 著  『基本貿易実務』  (同文館)  

備考
Other Comments

授業内容、出席状況、成績評価、教科書の使い方などを説明するので、教科書・資料集(上記の2冊)を関大生協で入手のうえ、第1回目の授業(オリエンテーション)に必ず出席のこと。