- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 21215
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 地理情報システムa
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 松田 順一郎
- 曜限
Day/Period - 月3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
地理情報システム (Geographic Information System) は多くの分野で地表付近の空間データの蓄積と表示、改訂、分析のための標準的な道具であり、地理学・環境学の分野では必須の技術である。この授業では、フリーソフトのQuantumGISを操作し、測地系、座標系、図形処理とデータベースについて理解するとともに、GISを利用する初歩的な能力を習得できるように実習を行う。自分のコンピュータを持っているならば、インストールし自習してほしい。
到達目標 / Course Objectives
(1)GISの仕組みと働きを理解する。(2)地理学的な研究対象地域が概観できる地図レイヤやデータベースを作成できる。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス ― GISの概念と構成。地図とGISの関係。空間データ構造とその視覚化。GISの利用事例、など。第2回 QuantumGISの概要(プログラム構成とファイル操作)
第3回 画像と図形処理(ラスタ・データとベクタ・データ、それらのオーバーレイと変換)
第4回 投影法と測地系の管理、座標変換、ジオレファレンス
第5、6回 空間データの取得と作成(1)数値地図、基盤地理情報、電子国土基本図、各種空中写真、衛星写真などからのレイヤ作成。GIS上で地形表現,地物表現,土地利用表現をおこなう。
第7、8回 空間データの取得と作成(2)ディジタイズと属性データの入力、保存第9回 GIS上の計測と空間検索(アドレスマッチング,GPSデータの利用など)
第10、11回 地図演算、統計量の算出(バッファリングや空間分割を含む)
第12〜15回 各自が選択した研究地域のマップシステム作成と解釈、考察(成果の発表と討論)授業時間外学習 / Expected work outside of class
自明のことだが、GISの技能は授業時間だけで得られない。QuantumGISを各自のコンピュータでも試してほしい.
授業で用いるデータの多くは国土地理院のWebサイトにある。http://www.gsi.go.jp/
とくにサブページ「地図・空中写真・地理調査」「GIS・国土の情報」は閲覧しておいてほしい。
- 成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Course Content
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。 提出されたファイルの数とそれらの完成度。 (100%)
基準 / Evaluation Criteria
この授業では、2回目以後のコンピュータを用いた作業で何らかのファイルを作る。それらを平常試験に相当するものとする。
- 教科書
Textbooks
指定しない。
-
参考書
References 今木 洋大 Quantum GIS入門 古今書院 2013, ISBN-13: 978-4772231565 Rudiger Thiede, Tim Sutton, Horst Duster The Quantum GIS Training Manual Locate Press 2013, ISBN13: 978-0989421706 朝日 孝輔・大友 翔一・水谷 貴行・山手 規裕 [オープンデータ+QGIS] 統計・防災・環境情報がひと目でわかる地図の作り方 技術評論社 2014, ISBN-13: 978-4774169132
QuantumGISについては、http://www.qgis.org/ja/site/を参照されたい。日本語マニュアルはhttp://www.qgis.org/ja/docs/user_manual/index.htmlで閲覧できる。英語だが同じweb siteにあるtraining manual もよい。これは参考文献2のWeb版である。
- 備考
Other Comments 連絡先 jnimad.yo.rim.or.jp@gmail.com