授業科目詳細

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科目名 Course title サブテーマ Subtitle

認知心理学ａ

授業形態/単位 Term/Credits クラス Class

春/2

授業概要 Course Description 到達目標 Course Objectives

言語 / Language: 日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description: 認知心理学の基本を学んで、「認知」がコアになる人間のさまざまな行動の理解を図る。
　前半では感覚・知覚・注意、記憶、表象・知識、概念とカテゴリー、問題解決・意思決定、推論・アナロジーといった、最も基本的な諸概念を動画教材や演習・実習を交えて学ぶ。
　後半は、学生参加型の授業を展開し、グループに分かれての研究発表の形式をとりいれる。
到達目標 / Course Objectives: 認知心理学の基礎的な諸概念を十分に理解すること、および、それらが具体的な生活の場でどのように展開しているのかについての理解を得ることを目標とする。

授業計画 Course Content

授業計画 / Course Content: Ⅰ.認知心理学の基礎（講義）
１．認知とは何か：心理学の多層性のなかでの「認知」
２．認知心理学の基本概念(1)　感覚・知覚・注意
３．認知心理学の基本概念(2)　記憶
４．認知心理学の基本概念(3)　表象・知識
５．認知心理学の基本概念(4)　概念とカテゴリー
６．認知心理学の基本概念(5)　推論・アナロジー
７．認知心理学の基本概念(6)　問題解決・意思決定
８．合理性と非合理性
Ⅱ.認知とその他の要因との関わり（グループ研究発表）
９．日常の認知(1)　認知バイアスなど
１０．日常の認知（２）　情報効果など
１１．認知と心身問題（１）　病は気から、など
１２．認知と心身問題（２）　偽薬効果、気分一致効果など
１３．記憶と認知　ヒューマンエラー、目撃証言、デジャブなど
１４．対人認知　第一印象、印象形成など
１５．まとめ
授業時間外学習 / Expected work outside of class: Webにあげた教材を用いて自宅学習・グループでのディスカッションを期待する。特に後半は、グループに分かれて時間外に研究を進め、その成果発表を通して認知心理学的知見を共有する。図書館や凛風館のラーニングコモンズの場の活用を強く勧める。

成績評価の方法・基準 Grading Policies / Evaluation Criteria

方法 / Course Content: 定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。ミニッツペーパー・Webへの書き込み等の、取り組みの熱心さ（30%）、研究発表の取り組み・成果（30%)、最終ロングレポート（40%)
基準 / Evaluation Criteria: 日常生活のさまざまなことがらを認知心理学の用語で自由に語れるようになること。

参考書 References: 北神慎司・林　創　　『心のしくみを考える：認知心理学研究の深化と広がり』　　（ナカニシヤ出版）　　海保博之(編）　　『「暖かい認知」の心理学』　　（金子書房）　　田中俊也（著）　　『思考の発達についての総合的研究』　　（関西大学出版部）　　
その他適宜紹介する。