- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文/経/商/社/政策/外/シ/環/化
- 時間割コード
Course Code - 00954
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 多文化共生を考える
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 野間 晴雄/小田 淑子/菅原 慶乃/角田 猛之/熊野 建/手島 勲矢/杉谷 眞佐子
- 曜限
Day/Period - 水5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
多文化共生とは,ひとつの国家や地域に複数の民族がいて,異なる文化が共存することであるが,その文化が必ずしも対等な関係にあるとは限らない。グローバル化した現代世界では,多文化共生の実現はますます困難になってきているし,現にさまざまな国際問題が世界各地で起こっている。
多文化共生の考え方やその基礎知識は,世界の平和や安定を考える場合,大学生にとって,社会にでるまでにしっかりと理解し,獲得すべき視点と態度である。この考え方を,言語,歴史,地理,民族,社会,宗教,法律,映画などの「切り口」で,アジア,ヨーロッパ,アメリカにおける具体的な事例や現象を題材に,学際的なアプローチで講義する。
第1回のオリエンテーション・概説に続いて,14回の講義は,7名の担当者による2回連続のテーマ性をもった内容である。担当者の専門分野は,地理学,宗教学,法学,ドイツ語教育・ドイツ文化論,文化人類学,中国学などであるが,それぞれが,学際的な内容をわかりやすく事例をもとに,かみ砕いて講義する。図表や映像も随時使用する。到達目標 / Course Objectives
分野の異なる5名の担当者による学際的な内容で「多文化共生」に多面的にアプローチする。共通教養科目「チャレンジ科目」として,文系・理系を問わず,この新しい概念が出てきた背景とその実現にむけた課題や困難についての,学生諸君といっしょに考え,新しい教養の姿を模索する。
基本的な多文化共生に関わる事象や概念を複眼的に理解することを目標とする。
さらに,世界の多文化を体験することにより,自国の文化をより深く理解するとともに,それを相対化する柔軟な見方を養う。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第 1回 オリエンテーション,多文化共生とは (野間 晴雄)
第 2回 イスラム文化における多文化共生1 (小田淑子)
第 3回 イスラム文化における多文化共生2 (小田淑子)
第 4回 ドイツ・EUにみる多文化理解1 (杉谷眞佐子)
第 5回 ドイツ・EUにみる多文化理解2 (杉谷眞佐子)
第 6回 フィリピン社会にみる多文化共生1 (熊野 建)
第 7回 フィリピン社会にみる多文化共生2 (熊野 建)
第 8回 ユダヤ人問題1 (手島勲矢)
第 9回 ユダヤ人問題2 (手島勲矢)
第10回 先住民と国連先住民宣言1
ーニュージーランド・マオリを手がかりにしてー (角田猛之)
第11回 先住民と国連先住民宣言2
ーニュージーランド・マオリを手がかりにしてー (角田猛之)
第12回 東アジア中国語圏映画にみる多文化共生1 (菅原慶乃)
第13回 東アジア中国語圏映画にみる多文化共生2 (菅原慶乃)
第14回 多文化共生から考える先住民と入植者の風景1 (野間晴雄)
第15回 多文化共生から考える先住民と入植者の風景2 (野間晴雄)授業時間外学習 / Expected work outside of class
講義で紹介した参考文献などを熟読する。
- 成績評価の方法・基準
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Course Content
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。各担当者の評価(小テスト,ミニレポート,出席を含めた総合点)14点×7人=98点,第1回のオリエンテーション出席点(1回2点)の合計で評価する。
基準 / Evaluation Criteria
個々の教員は複数回の授業を担当するので,各担当者の講義中に,小テストまたはレポートを課して評価する。各担当者の成績をテーマ代表者がまとめ,出席点を加味して総合点をつける。
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References
講義のときに紹介する。
- 備考
Other Comments 全体の責任者は野間晴雄(内線番号5093)である。学園祭で臨時休講があった場合は,基本的に補講は実施しない。