- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 人間
- 時間割コード
Course Code - 25324
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 障害者スポーツ論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 曽根 裕二
- 曜限
Day/Period - 月4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義では、アダプテッド・スポーツの基本的な考え方を学びます。その過程で障がいの社会モデルや合理的配慮の考え方にも触れます。
障がい者や高齢者など運動の実施に際して何らかの配慮が必要な対象者に対して、個々に応じた環境の整備や指導により身体活動、スポーツを実践するための具体的な方法論を学びます。
すべての人々がスポーツの恩恵を享受できるように、実際に指導あるいは支援するために必要な知識と技術の習得に必要な基礎的な内容を解説します。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(人間健康学部)
2.思考力・判断力・表現力等の能力
円滑なコミュニケーション能力と将来を構想する力を持ち、関西大学が推奨する判断力と行動力を融合した「考動力」全般を身につけ、社会や他者のために、人間健康学にかかる専門性を基盤とした責任ある行動をとることができる。
3.主体的な態度
社会とのつながりのなかで自ら課題を探求し、実践において他者と共感しながら協働することができる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
様々な障害についての基礎的な知識を身に付ける
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
障害や個々の特性に応じたスポーツの実践方法を考えることができる
③主体的な態度の観点
積極的にアダプテッドの手法を検討し、全ての人がスポーツの楽しさに触れることができるための工夫を考えることができる授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 「パラスポーツの意義と理念」
パラスポーツは、競技性の強いものだけではなく、スポーツの効果として、リハビリテーション的な効果(障がいの進行や軽減、残存機能の維持及び向上、外出の機会の増加)、生涯スポーツとしてのレクリエーションや健康の維持・増進の一環としても行われ、その人らしい生活を構築されていくべきであることの理解
第2回 パラスポーツ推進の取り組み
パラスポーツの意義の理解と指導員制度と役割について理解を深める。
第3回 「全国障害者スポーツ大会の概要」
パラスポーツの歴史、基本的なルールについて学び、パラスポーツの普及・振興についての現状と課題について学ぶ。
第4回 パラスポーツに関する諸施策
障がい者施策の歴史やパラスポーツに関連する制度について学ぶ。
第5回 コミュニケーションスキルの基礎
様々なコミュニケーション手段について考える
第6回 障がいのある人との交流
第7回 障がいのある人との交流Ⅱ
障害当事者の話を聞くことにより、障害者にとってのスポーツの意義や地域での生活課題に気付き、障がい者を取り巻く環境因子についても理解を深める。
第8回 「各障がいの理解Ⅰ」
第9回 「各障がいの理解Ⅱ」
第10回 「各障がいの理解Ⅲ」
第11回 「各障がいの理解Ⅳ」
障がい特性について理解し、その特性に応じたスポーツの種類や指導方法について学ぶ
第12回 「安全管理」
スポーツを実施する際の安全管理の基本的項目と内容について学ぶ
第13回 「レクリエーションの視点Ⅰ」
第14回 「レクリエーションの視点Ⅱ」
レクリエーションの意義についての確認と導入方法、工夫について学ぶ。
第15回 スポーツのインテグリティと指導者に求められる資質
スポーツインテグリティを理解し、プレイヤーファーストの視点やプレイヤーと共に学び続ける姿勢について学ぶ授業時間外学習 / Expected work outside of class
パラスポーツの理解を深めるためにも、「パラスポーツ」の見学やボランティア活動などをお勧めします(障がい者との交流に含めます)。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
授業への参加意欲・態度、授業内の課題 30%
毎回のリフレクション課題 30%
小テスト 40%基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
様々な障害についての基礎知識の理解度
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
アダプテッド・スポーツの意義を理解し、自分なりに考えることができているか
③主体的な態度の観点
積極的にスポーツの方法を考えることができているか
- 教科書
Textbooks 植木章三・曽根裕二・高戸仁郎 編 イラスト アダプテッド・スポーツ概論 東京教学社 4808260506
(公財)日本パラスポーツ協会 (編集) 改正版 障がいのある人のスポーツ指導教本(初級・中級)2020年改訂カリキュラム ぎょうせい 4324112509
講義は「イラスト アダプテッド・スポーツ概論」に準じて進めますが、パラスポーツ指導員の資格取得を希望する者は『パラスポーツ協会編』の教科書も必要です
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参考書
References 齊藤まゆみ 編 教養としてのアダプテッド体育・スポーツ学 大修館書店 4469268461
藤田紀昭・齊藤まゆみ 編 これからのインクルーシブ体育・スポーツ ぎょうせい 4324103836
- フィードバックの方法
Feedback Method 各回の授業冒頭で、前回のフィードバックを行います
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact ・授業の前後に直接聞いてください
・授業内で連絡先のメールアドレスをお伝えします
- 備考
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