- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 人間
- 時間割コード
Course Code - 25272
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 臨床バイオフィードバック
【堺キャンパス】 - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 1SA
- 担任者名
Instructor - 雑古 哲夫
- 曜限
Day/Period - 火3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
臨床バイオ・フィードバック(以下:BF)とは、⼼理的、精神的な緊張や過緊張を筋電計、発汗量計、容積脈波計、電子体温計、⼼電計等の生理学的な指標をリアルタイムで測定できるBF機器を用い、グラフや測定値の推移をディスプレイに映し出し、被験者本人がフィードバックされた測定値の推移から、普段、通常では気づく事のできない精神的な過緊張を見つけだし、その過緊張を抑制する事により競技力や競技成績を向上させる事を目標とした「講義」である。
過緊張を抑制する事を目標として実験する為の講義であり、BFの理論と⼿法を学び実践化することにより、『就職⾯接』、『⼤会の決勝戦』等での緊張、過緊張を抑制する能⼒を向上させることができる。
本講義では臨床BFの発汗量計と筋電計をベースとして、スポーツに応用した競技⼒向上の為のBFトレーニングを授業で講義する予定である。 BFトレーニングは、ディスプレイに映し出された筋電計、発汗量計等の測定値の推移を、過緊張の推移として認識し、測定値の推移を⾃⼰の⼼⾝の状態の変化から生じた精神的な変化として捉え直す事により、自分の意思ではコントロールできないとされていた体温や⼼拍数等も変化させる事ができるようになる。
競技者がBFの過緊張抑制の⼿法を修得する事により、⼤会の決勝戦、代表者決定戦等の緊張が最も⾼まる場⾯で過緊張を抑制し、培った能⼒を最⼤限に発揮できるようにする為の研究である。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(人間健康学部)
1.知識・技能
広い知識・視野と柔軟な思考を基盤に、健康の維持や増進を図る人間健康学に関する専門知識・技能を習得し、それを実践することができる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
円滑なコミュニケーション能力と将来を構想する力を持ち、関西大学が推奨する判断力と行動力を融合した「考動力」全般を身につけ、社会や他者のために、人間健康学にかかる専門性を基盤とした責任ある行動をとることができる。
到達目標 / Course Objectives
積極的に授業に参加し、BFトレーニングの研究計画を作成し、考案した過緊張抑制のBFトレーニングを実施する。過緊張が起こりやすい就職面接や、試合の決勝戦等においても過緊張を抑制し、平常心で決勝戦や就職面接に挑む事を目標とした研究である。また、過緊張を抑制する事は、肩こりを治せたり、肩凝りにならない為の研究にも繋がる。父母等に肩凝りの人がおられたら、BFで学習した肩凝りを治す過緊張抑制法を教え、肩凝りを治す事(過緊張の抑制⇒肩こりの抑制)ができる事も授業内容に含まれている。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・・毎回、出席票の代わりに当日の課題を記入したミニッツペーパーを提出する。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1.臨床バイオ・フィードバックと授業の概要、出欠について
2.⽪膚電気活動量とその変化について
3.⽪膚電気活動量の測定とその抑制について
4.筋電位活動量とその変化について
5.筋電気活動量の測定とその抑制について
6.容積脈波等の測定と緊張について
7.体温等の変化と緊張について
8.緊張時における筋活動量の変化とその抑制⽅法について
9.呼吸が過緊張に及ぼす影響について
10.脳波の種類とその特徴について
11.脳波と心の変化について
12.脳波の測定と心理的な抑制方法について
13.精神的な緊張が競技力に及ぼす影響について
14.精神的な緊張を抑制し競技力を向上させるBFトレーニング
15.到達度の確認テスト
実験実施の希望者が多ければ、理論に加えてBFトレーニングを実施する場合がある。
(受講生の意⾒を取り⼊れ、授業内容を変更する場合がある。)授業時間外学習 / Expected work outside of class
⾃⼰の精神的な状態を観察し、過緊張を認識する。
認識した過緊張を抑制する事のできるトレーニングを⾏う。
最も緊張するような場⾯で、⾃⼰制御により緊張を抑制し最⾼の能⼒を発揮する。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
5回以上の欠席(レポート未提出)は理由の如何を問わず単位を認定しない。出席点40%、平常成績60%(授業への、意欲、態度、授業内の課題、毎回のレポート)で評価する。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
初回の授業を含め、如何なる理由でも3分の1回以上の⽋席、つまり5回以上のレポート未提出者には単位を認定しない。30分未満の遅刻は1/3⽋席扱い、30分以上の遅刻は理由の如何を問わず⽋席とする。(電車遅延の場合は遅延証明書を提出する事)
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References ⽵林直紀 等 補完・代替医療バイオフィードバックとリラクセーション法 ⾦芳堂
バーバラ・B.ブラウン ⼼と⾝体の医療―ストレス病とバイオフィードバック (1982年) 紀伊国屋書店
5回以上の欠席の場合、理由の如何を問わず単位は認定できない。
- フィードバックの方法
Feedback Method LMSのメッセージ
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact ・LMSのメッセージ
・zxb10552@gmail.com へのメールの送信
メールの件名には必ず【授業名、学籍番号、氏名】を入力してください
- 備考
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