- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 人間
- 時間割コード
Course Code - 25300
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - フィールド調査法
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 森 仁志
- 曜限
Day/Period - 月3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
この講義では、マーケティングの手段としてのフィールドワークを実践的に学ぶ。フィールドワークは大別すると定性的手法(質的調査)と定量的手法(統計的調査)に分類されるが、本講義では前者に重点を置く。とりわけ、ユーザーのニーズを質的調査によって的確に把握する方法を学び、最終的にはそこで得たデータを、健「幸」を実現する新しい商品やサービスあるいは社会問題の解決に活かす方法について学ぶ。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(人間健康学部)
1.知識・技能
広い知識・視野と柔軟な思考を基盤に、健康の維持や増進を図る人間健康学に関する専門知識・技能を習得し、それを実践することができる。
3.主体的な態度
社会とのつながりのなかで自ら課題を探求し、実践において他者と共感しながら協働することができる。
到達目標 / Course Objectives
本講義の到達目標は、以下の二つである。
①質的調査の方法を実践的に習得する。
②質的調査で得たデータを普段の生活や社会で活かす方法について学ぶ。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
・フィールドワーク
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1週 イントロダクション
講義概要と進め方について説明する。
第2週 インタビューの方法
インタビューしたものをメモにまとめる練習をする。
第3週 ライフヒストリー・インタビューの方法
半構造化インタビューを実践的に学ぶ。
第4週 エスノグラフィック調査の方法
参与観察法を実践的に学ぶ。
第5週 デプスインタビューの方法
非構造化インタビューを実践的に学ぶ。
第6・7週 質的データの分析法 1・2
KJ法とペルソナについて実践的に学ぶ。
第8週 質的データの活用法1
データに基づいて、ユーザーのニーズや課題に対する解決策を考える(ブレインストーミング)。
第9週 中間成果発表
データに基づき、ニーズや課題を解決するアイデアを提案する。
第10・11週 写真を活かした調査の方法1・2
フォトエッセイ、フォトダイアリーを実践的に学ぶ。
第12週 質的データの分析法3
2軸マトリックスについて実践的に学ぶ。
第13週 未来洞察アプローチの方法
未来の社会変化を洞察する方法を実践的に学ぶ。
第14週 質的データの活用法2
データに基づいて、ユーザーのニーズや課題に対する解決策を考える(マンダラート)。
第15週 総括
講義のまとめを行い、最終成果を提出する。授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業で提示された課題に対して、授業時間外に各自でフィールドワークを実践する。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
中間発表関連課題(50%)、最終成果関連課題(50%)によって評価する。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
中間成果とそこに至る作業内容(提出物)によって評価する。
最終成果とそこに至る作業内容(提出物)によって評価する。
- 教科書
Textbooks
特に指定はせずに、必要に応じて資料を配布する。
-
参考書
References 小田博志 『エスノグラフィー入門』 春秋社 2010
東京大学 i. school編 『東大式 世界を変えるイノベーションのつくりかた』 早川書房 2010
トム・ケリー&ジョナサン・リットマン 『イノベーションの達人』 早川書房 2006
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSの「メッセージ」機能を使用して連絡する。
- 備考
Other Comments 授業では、フィールドワークを通じて得た「生の情報」をもとに、特定のニーズ・課題を解決するアイデアやイノベーションを導き出す作業も行う予定です。このため、自ら考えたり調査したり、何か新しいコトやモノを創造したりすることに興味・関心のある学生を歓迎します。