- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 人間
- 時間割コード
Course Code - 25227
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 身体文化と健康
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 1
- 担任者名
Instructor - 村川 治彦
- 曜限
Day/Period - 火3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
人間健康学部(health and well-being)では4年間の学びを通して、一人一人が幸せと感じる世界の構築を目指します。そのためにこの講義では、まず「一人称のからだ」をキーワードに全体的存在としての人間という観点から健康と幸せ(ウエルビーイング)について考えていきます。自らが「内側から感じるからだ」を知識としてでなく体験的に実感し、そこから生と死を連続で捉え、自分自身の健康とウエルビーイングを考え、誰でもがそうした健康とウエルビーイングを享受できる社会を構築する具体的な方策を考えていきます。講義では体験的な実習やグループでのシェアリング、ゲストスピーカーの講演も織り交ぜながら、大学での学びを自らの生きる意味に繋げるあり方を探っていきます。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(人間健康学部)
1.知識・技能
広い知識・視野と柔軟な思考を基盤に、健康の維持や増進を図る人間健康学に関する専門知識・技能を習得し、それを実践することができる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
円滑なコミュニケーション能力と将来を構想する力を持ち、関西大学が推奨する判断力と行動力を融合した「考動力」全般を身につけ、社会や他者のために、人間健康学にかかる専門性を基盤とした責任ある行動をとることができる。
到達目標 / Course Objectives
到達目標
①日常生活における「一人称のからだ」への感じ方を深める
②客観的身体と主観的「からだ」の区別を理解できる
③「一人称のからだ」を基に自分自身の生き方やウエルビーイングな社会のあり方を考える授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 オリエンテーション・身体文化と健康
第2回 感じることは動くこと:「機械論的」身体観の諸問題
第3回 見える身体と感じる身体:身体観の多様性
第4回 「私」としての「からだ」:脳と身体図式
第5回 感覚を探る1:共感覚とメタファー・・・
第6回 感覚を探る2:知覚から「からだ」へ
第7回 感覚を探る3:「からだ」から世界へ
第8回 スピリチュアリティと健康:生と死を考える
第9回 健康 Health と健幸 Well-being①ー「教(え)育(てる)」から「学(び)生(きる)」へ
第10回 健康 Health と健幸 Well-being②ー「教(え)育(てる)」から「学(び)生(きる)」へ
第11回 健康 Health と 健幸 Well-being ③ 生活世界での実践者から学ぶ
第12回 健康 Health と 健幸 Well-being ④ 生活世界での実践者から学ぶ
第13回 健康 Health と 健幸 Well-being ⑤ 生活世界での実践者から学ぶ
第14回 身体文化から考える地球社会
第15回 授業のまとめ 新たな健康観の確立に向けて:こころ・からだ・くらし授業時間外学習 / Expected work outside of class
・毎回の講義についての感想をLMSで提出してもらいます。
・地域の多様な人たちとの交流を通して体験を深めるフィールドワーク
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
最終授業で提出するレポートの評価(60%)
毎授業後の感想(30%)
授業中に示す課題レポートの評価(10%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
最終レポートは出された課題に対する問題点の把握度によって評価する。
毎授業後の感想は自らの言葉で表現できているかを重視する。
①知識・技能の観点
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
③主体的な態度の観点
- 教科書
Textbooks 上田紀行 覚醒のネットワーク アノニマ・スタジオ 978-4877588328
ひすいこたろう あした死んでも後悔しないためのノート ディスカヴァー・トゥエンティワン 978-4799327159
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参考書
References 小鷹研理 からだの錯覚ー脳と感覚が作り出す不思議な世界 講談社ブルーバックス
ジェィソン・ヒッケル 資本主義の次に来る世界 東洋経済新報社
- フィードバックの方法
Feedback Method 毎回の講義内容の感想を通してフィードバックを行う。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSの個人伝言で連絡ください
- 備考
Other Comments 講義中に小グループに分かれてシェアリング、ディスカッションを行います。