- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 安全
- 時間割コード
Course Code - 75451
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 社会安全実践演習(クライシスマネジメント)
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 冬集/2
- 担任者名
Instructor - 高野 一彦/中村 隆宏/廣川 空美/細川 茂雄/山崎 栄一/城下 英行
- 曜限
Day/Period - 他
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
企業、行政、学校などの組織の不祥事、事故の記事が毎日のように新聞紙面を賑わしている。組織の活動は常に順風満帆ということはなく、時としてクライシスが発生することもある。クライシス発生時の経営者やリーダーの判断により、組織はその価値を向上させることもあるが、逆に莫大な損害をもたらし、経営者やリーダーが法的責任を追及されこともある。従って経営者やリーダーにとってクライシス対応は、最も重要な判断の一つと言えよう。
本講義では、実際の組織不祥事・事故を例にとり、クライシス発生時の判断の基礎を学び、クライシス・マネジメントの本質的意味を探求する。到達目標 / Course Objectives
本講義の到達目標は以下のとおりである。
①法学、経営学、心理学、工学、防災等の基礎を習得し、経営者やリーダーの義務と責任を理解する。
②ケース・メソッド、シミュレーション・トレーニングにより合理的な判断を模擬的に体験し、クライシス対応の要点を理解する。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
本演習は、3日間(2026年2月9日(月)・10日(火)・16日(月))の集中講義で行う。
【集中講義 第1日】
1回:ガイダンス、企業の組織とクライシス・マネジメントの基礎講義
2・3回:ケースディスカッション ケース1
4・5回:ケースディスカッション ケース2
※第1日終了時に、第3日に実施するクライシス・シミュレーション・トレーニングの前提シナリオを配布する。
【集中講義 第2日】
6・7回:ケースディスカッション ケース3
8・9回:ケースディスカッション ケース4
10回 :クライシス・シミュレーション・トレーニングの説明と役割分担
11回 :チームごとの戦略会議
※第11回の講義において、チームごとに、翌日に行うクライシス・シミュレーション・トレーニングの準備を行う。
【集中講義 第3日】
12〜14回:クライシス・シミュレーション・トレーニング
※受講者はシナリオに登場する各組織の経営者・リーダー、又は記者などの役割を担い、発展するクライシスに対応する。
※トレーニングは、Phase1:初期対応、Phase2:危機対策本部の運営、Phase3:ステークホルダー対応と記者会見準備、Phase4:模擬記者会見、の4つのフェーズで進行する。
15回:トレーニング総括と講義(クライシス・マネジメントの要点)授業時間外学習 / Expected work outside of class
(1)事前講義
事前にLMSに動画「クライシス・マネジメントのための法学基礎」及び小テストを公表する。ケース・アサイメントに取組む前に受講し、LMSに掲載された小テストに回答する。
(2)ケース・アサイメントのレポート
第1〜2日のケース・ディスカッションで使用する4つのケースをLMSで受講生に事前に公表する。受講生は事前にケースを熟読し、各ケースに付されたアサイメント(課題)への回答を、A4で1枚以内のレポートにまとめ、事前にLMSに提出する。
(3)提出期限
上記(1)の小テスト、及び(2)のケース・アサイメントのレポートの提出期限、及び提出方法は、事前にLMSで公表する「受講要領」に記載する。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
授業貢献度(60%)及び提出レポート(40%)で評価する。
授業貢献度は、集中講義における発表・発言の回数と質、リーダーシップなどを評価し、その内訳はグループ・ディスカッション(10%)、全体ディスカッション(30%)、クライシス・トレーニング(20%)とする。
※特に、4つのケースにおける全体ディスカッション、クライシス・シミュレーション・トレーニングにおいて、発言や発表の回数が多く、良質であるほど、授業貢献度は高くなり、その結果として高い評価を獲得することができます。そのためには、事前の下調べと準備を行うことが重要です。
事前の準備を十分に行い、積極的に発言をすることを期待しています。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
平常成績はレポート及び授業貢献度により評価する。
1.レポートは、ケースの理解度、及びアサイメントへの回答の合理性により評価を行う。
2.授業貢献度は、発言回数・発言の質、代表発表の回数などにより、法学、経営学、心理学、工学、防災等の基礎を習得し、経営者やリーダーの義務と責任を理解しているか、クライシス対応の要点を理解しているかを評価する。
- 教科書
Textbooks
① 集中講義の第1~2日に使用するケースは、事前にLMSに掲載する。
② 集中講義の第3日に実施するクライシス・シミュレーション・トレーニングのシナリオは、第1日の講義終了時に配布し、講師が説明を行う。
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参考書
References
※1.集中講義に参加するにあたり
・本演習は、3日間(2026年2月9日(月)・10日(火)・16日(月))の集中講義で行う。
・第1日、第2日は、学生たちにより自主的に次の講義の準備を行うこととなるため、授業後にアルバイト等の予定を入れないこと。
※2.欠席について
・本演習は出席して、グループ・ディスカッション、全体ディスカッションを行うことでクライシス・マネジメントの要諦を修得する講義である。従って、欠席はもとより、遅刻・途中参加・途中退席を原則として認めない。
・やむをえない事由により欠席をせざるを得ない学生は、事前に教員に申し出ること。この場合、担当する教員が協議を行い、やむを得ない事由に該当するかどうかを判断する。やむを得ない事由とは、葬式や感染症罹患など突然の本人に起因しない事由をいい、部活動やインターンシップなどはこれにあたらない。
・やむを得ない事由で欠席を申し出た学生は、欠席した講義の担当教員が示す課題に取組んでレポートを提出すること。担当教員はレポートを評価し、自主学習により知識を習得したと認められる場合に限り単位認定のための基準を充足する。
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー:毎週火曜日、12:20-12:50研究室
(相談希望者は、事前にアポイントメントをとってください)
- 備考
Other Comments BYOD〔ノートPC〕を使用しない。