2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
安全
時間割コード
Course Code
75290
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
GIS実習
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/1
担任者名
Instructor
小山 倫史
曜限
Day/Period
月3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

実験・実習・製図(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

近年,防災・環境分野などで急速に活用・応用が進められている地理情報システム(GIS)について,主に,空間情報取得および解析技術ついて解説し,防災・環境分野への適用事例を紹介する.また,実習を通じて,GISを実際に操作することで,空間情報解析に関する知識・理解を深める.

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点:GISに関する基礎知識(特に,空間情報取得および分析技術に関する知識)を修得する
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点:GIS  (ArcGISなど)を用いた空間情報解析を実施できる能力を身につける.
③主体的な態度:空間情報解析に用いる理論を理解した上で,各自で課題を設定し,分析の結果を議論する.

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回:ガイダンス(「地理情報システム(GIS)」とは)
第2回:GISの基礎
第3回:空間情報およびその取得技術
空間情報の種類,入手方法,利用・作成,取得技術について解析する.また、最新の空間情報取得技術についても紹介する.
第4回:空間情報解析の基礎(1)
空間情報解析手法(座標変換,空間補間,バッファーなど)およびその理論をわかりやすく解説する.
第5回:空間情報解析の基礎(2)
空間情報解析手法(地図データへの属性データの結合、検索、空間データの抽出とオーバーレイなど)およびその理論をわかりやすく解説する.
第6回:環境・防災,地盤工学分野へのGISの適用事例の紹介 
第7〜10回:GIS実習(その1)(実際にGISを使ってみよう!)
例題を通じて,GISソフトウェア(ArcGIS)の基本ツールについて学習する.なお、各回の詳細は以下の通りである。
 第7回:基盤地図情報、国勢調査データ、国土数値情報の取得と地図化
 第8回:アドレスマッチング機能を利用した商業施設の分布図作成
 第9回:座標変換、空間データの結合、バッファー、検索などの空間情報解析手法に関する実習
 第10回:商業施設の立地・空間分析
第11〜15回:GIS実習(その2)
各自,課題を設定し,GISを用いて空間情報解析を実施する.各自レポートを作成し,最終講義日に発表会を実施する予定である(ただし,受講人数による).なお、各回の詳細は以下の通りである。
 第11回:課題の設定、基盤地図情報、国勢調査データ、国土数値情報の取得と地図化およびアドレスマッチングの活用
 第12回:各種空間情報解析手法を用いた空間・立地分析
 第13回:エクセルなどを用いた空間・立地分析結果の分析および考察
 第14回:プロジェクト・レポートの作成
 第15回:プロジェクト・レポートの発表

授業時間外学習 / Expected work outside of class

予習は特に必要ないが,ソフトウェアの動作方法など各自で復習しておくこと.

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
レポート課題(70%),平常成績(30%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点:GISに関する基礎知識(特に,空間情報取得および分析技術に関する知識)が習得できているか,②思考力・判断力・表現力等の能力の観点:GIS  (ArcGISなど)を用いた空間情報解析を実施できるか,③主体的な態度:空間情報解析に用いる理論を理解した上で,各自で設定した課題に取り組み,議論ができているかについて評価する.なお,レポート課題および平常成績の合計で60点以上を合格とする。

教科書
Textbooks


・毎回配布する資料をもとに講義を進める.資料はあらかじめLMSにアップロードしておくので各自ダウンロードしておくこと.

参考書
References

山岸宏光  防災・環境のためのGIS  古今書院  978-4-7722-7147-9
橋本雄一  地理空間情報の基本と活用  古今書院  978-4-7722-5236-2

講義中に適宜紹介する.

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

質問などは適宜受け付ける.メールアドレスはt-koyama@kansai-u.ac.jpである.

備考
Other Comments

(1)  BYOD[ノートPC]の必要性について
 B:BYOD[ノートPC]を使用する場合がある.
(2)  BYOD[ノートPC]に関する留意事項について
 授業内でノートPCの設定等,基礎的な説明は行いません.事前に必要な設定・充電を済ませるなど各自必ず準備をしてから授業に臨んでください.