2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
安全
時間割コード
Course Code
75273
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
防災まちづくり
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
越山 健治
曜限
Day/Period
火4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

都市が発展する過程には、居住する人々が災害と向き合い、その対策を実施してきた歴史が存在し、また科学技術の進歩とともに人と災害の関係も変遷してきた。特に都市を計画し、管理するという立場が都市計画という分野であるが、防災の視点からすると現在の到達点は「まちづくり」というキーワードとなる。
本講義は、都市と災害の歴史的な展開を踏まえた上で、現在の防災まちづくりが主張する計画論について理解を深め、その技術・考え方・手法を紐解き、現代都市を見る視点を提供するものである。

到達目標 / Course Objectives

本講義の到達目標は以下の3点である。
1 防災まちづくりの概念を理解すること
2 防災まちづくりの手法を理解し、活用可能となること
3 将来の防災まちづくりに取り組む知識を得ること
以上を持った上で、安全と安心のバランスを都市・地域計画論を踏まえた防災まちづくりの視点から、都市・地域を俯瞰する能力を身につけることを目標とする。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  オリエンテーション・都市の発展と災害の関係
第2回  都市防災対策の視点
第3回  防災まちづくりの手法
第4回  まちづくりと災害対策 危険度予測
第5回  まちづくりと災害対策 予防・準備
第6回  まちづくりと災害対策 緊急対応・復旧
第7回  まちづくりと災害対策 復興
第8回  阪神・淡路大震災と東日本大震災のまちづくり
第9回  防災まちづくりの住民参加
第10回  気候変動と防災まちづくり
第11回  防犯まちづくり
第12回  福祉のまちづくり
第13回  交通安全のまちづくり
第14回  巨大災害と防災まちづくり
第15回  まとめと討論

授業時間外学習 / Expected work outside of class

講義資料・参考書による予習・復習が毎回必要である

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(80%),小テスト・レポート(20%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

講義内容を発展させたものの知識理解を問い、また講義内容について現場で見る視点・考察する視点などの展開力について評価する。

教科書
Textbooks


本講義では教科書を指定せず、LMS上に示す講義資料中心で進めるが、適宜、配布資料や参考書の内容に触れるので、随時確認すること。

参考書
References

日本建築学会  『安全・安心のまちづくり』  (丸善出版)  978-4-621-30160-9
日本建築学会    『大震災に備える』  (日本建築学会)  978-4-8189-4706-1
日本建築学会  『復興まちづくり』  (日本建築学会)  978-4-8189-4707-8
都市防災実務ハンドブック編集委員会  『震災に強い都市づくり・地区づくりの手引き』  (ぎょうせい)  4-324-07610-3
澤木昌典・嘉名光市  図説 都市計画  (学芸出版社)  978-4-7615-2832-4

フィードバックの方法
Feedback Method

課題や質問等に対するフィードバックはLMS及び講義時間を通して実施する。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

LMSにて随時問い合わせに対応する。

備考
Other Comments

「都市構造物の歴史」と合わせて履修することが望ましい。

(1)  BYOD[ノートPC]の必要性について
 B:BYOD〔ノートPC〕を使用する場合がある。