- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 安全
- 時間割コード
Course Code - 75262
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 犯罪論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 松川 杏寧
- 曜限
Day/Period - 木1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
犯罪は、人々が社会生活を営む中でもっとも身近な危機的事象である。しかし、諸外国と比べて、犯罪認知件数が低く体感治安が良い日本において、犯罪そのものについて学ぶ機会は少ない。本授業を通して、犯罪とは何か、安全・安心な社会とは何か、安全・安心な社会にするには何が必要なのかについて講義と演習を交えながら議論する。その中で、自身の、社会の安全・安心について、自ら疑問を持ち課題解決の方法を探るための基礎知識と能力を身につけてもらうのが目的である。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・犯罪学の基本的な理論について学ぶ。
・社会の安全・安心について犯罪学の側面から考える視点を身につける。
・現代日本における犯罪に関する社会問題について、議論するための知識と情報収集能力を身につける。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・得られた知識をもとに、具体的な制度・取り組みを提案する思考力を身につける。
・他者とコミュニケーションしながら、意見の共有、合意形成を行うことができる。
③主体的な態度の観点
・犯罪を身近な危機事象としてとらえ、我が事として考えながら取り組む授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 犯罪学入門:犯罪学の歴史と犯罪の定義
第2回 警察と司法:警察組織論・刑事手続き
第3回 犯罪と統計:統計からみる犯罪の実態・犯罪白書・警察白書
第4回 犯罪者処遇と離脱:刑務所・更生保護・少年法・人権
第5回 犯罪捜査法:医学・科学・心理学
第6回 犯罪の種類とその概要
第7回 犯罪学の諸理論①:生物・心理学的理論
第8回 犯罪学の諸理論②:社会学的理論
第9回 犯罪学の諸理論③:近現代の犯罪学理論①
第10回 犯罪学の諸理論④:近現代の犯罪学理論②
第11回 犯罪研究事例①:質的研究
第12回 犯罪研究事例②:量的研究
第13回 環境犯罪学:日常活動理論・割れ窓理論・CPTED・状況的犯罪予防
第14回 災害と犯罪:その関係性と被災地での防犯
第15回 犯罪予防プログラムの構築
※リアルタイムで興味深い事件や出来事があれば、都度取り上げることがあり、そのため講義の順番や内容を入れ替えることもある。授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業内資料で提示する参考文献による予習・復習。
課題等の準備のための文献検索および情報収集。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常成績(20%)
レポート/小テスト等(30%)
期末頃に理解度把握テストを実施(50%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・犯罪学の各種基礎知識、理論の理解
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・理解した理論を用いた応用
③主体的な態度の観点
・意欲的な授業参加態度
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 守山 正, 小林寿一 ビギナーズ犯罪学 成文堂 978-4792351830
矢島 正見, 山本 功, 丸 秀康 改訂版 よくわかる犯罪社会学入門 学陽書房 978-4313340183
犯罪白書や警察白書についても、最新のものを適宜活用する。
- フィードバックの方法
Feedback Method 課題や質問等に対するフィードバックは講義時間を通して行います。
下記メールアドレスにメールすること。
anna.matsukawa@gmail.com
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 下記メールアドレスにメールすること。
anna.matsukawa@gmail.com
本メールへの連絡以外に対する対応は、保証できない。
- 備考
Other Comments 講義中はBYOD〔ノートPC〕を使用しない。
最終講義日の理解度把握テストは、PC/タブレット/スマホのどれかで実施可能。