- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 安全
- 時間割コード
Course Code - 75250
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - リスクコミュニケーション
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 土田 昭司
- 曜限
Day/Period - 月3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
リスクコミュニケーションとは社会におけるリスク情報の流通であるが、実際には、緊急時における危機コミュニケーション、リスクに直面している人々に寄り添うケアコミュニケーション、リスクへの認識と対処について合意を図るコンセンサスコミュニケーションがある。この授業では、このそれぞれについて、現実社会における実際の具体例をもとに解説をしてそれぞれの問題点について主に社会心理学的な観点から論じる。
到達目標 / Course Objectives
リスクコミュニケーションの概要とその心理的基盤を理解する。現代の社会において安全と安心を実現するためにリスクコミュニケーションが具体的にどのように行われており、どのような役割を果たしているのかを理解する。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス(講義計画、成績評価の方法、科目の概要)
第2回 危機コミュニケーション(福島原発事故を題材として)
第3回 危機におけるリーダーシップ
第4回 ケアコミュニケーション(福島原発事故を題材として)
第5回 ケアコミュニケーションと風評被害(東日本大震災を題材として)
第6回 市民と専門家の間の関係性認知のギャップ(原子力利用を題材として)
第7回 集合行動と集団行動【ビデオ教材】
第8回 コンセンサスコミュニケーションの歴史と展望
第9回 リスクコミュニケーションと現代民主主義社会
第10回 市民のリスク認知と専門家のリスク認知(科学コミュニケーション)
第11回 リアリティ(現実)の構造・コミュニケーションの特質
第12回 リスクガバナンスとリスクコミュニケーション
第13回 コンセンサスコミュニケーションの運営
第14回 リスクコミュニケーションの実際(電磁界、狂牛病、原発立地)
第15回 リスクコミュニケーションの実際(新型コロナウイルス感染症流行)授業時間外学習 / Expected work outside of class
ノートを読み返し、理解が不十分な箇所に関しては各自参考書あるいはwebなどを調べて復習をすること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
定期試験(100%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
定期試験について絶対評価による評価基準を設定する。
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 土田昭司(編著) 安全とリスクの心理学 培風館
平川秀幸、土田昭司、土屋智子 『リスクコミュニケーション論』 大阪大学出版会 978-4-87259-284-9
木下冨雄 リスク・コミュニケーションの思想と技術:共考と信頼の技法 ナカニシヤ出版 978-4-7795-1101-1
関西大学社会安全学部(編) 検証COVID-19災害 ミネルヴァ書房 978-4-623-09341-0
関西大学社会安全学部(編) 東日本大震災復興5年目の検証 ミネルヴァ書房 978-4-623-07630-7
日本リスク研究学会(編) リスク学事典 丸善出版 978-4-621-3081-8
最新の社会現象などについて、必要があれば授業中に参考となる文献を紹介する。
- フィードバックの方法
Feedback Method LMS
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact LMS
- 備考
Other Comments 原則、授業回数の80%以上の出席が求められる。
授業計画における授業進行は目安であり、変更されることもありうる。
「リスク認知論」を受講していることが望ましい。
BYOD〔ノートPC〕を使用しない。