- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 安全
- 時間割コード
Course Code - 75248
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - リスクと災害の社会学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 王 文潔
- 曜限
Day/Period - 水3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
現代ではかつてに比べ、はるかに安全かつ快適な生活を送ることができる。にもかかわらず、依然として我々の周りには多くのリスクが溢れており、不安や恐れといった感情にさいなまれるのはなぜだろうか。こうした現代に特有の課題を理解するために、本講義では、災害を切り口として現代社会における様々なリスクを社会学的観点から捉える。
人類は歴史上多くの災害を経験し、その都度、対応に迫られてきた。そうした背景を踏まえ、本講義では少子高齢化や都市化する現代社会の中で新たなリスクをどのように予見し、災害発生後の「想定外」「責任」といった問題をどのように理解するかを学ぶ。具体的な事例をあげながら分析概念を用いて、リスクや災害に立ち向いながら安心安全を獲得するための条件を検討していく。到達目標 / Course Objectives
①リスクや災害を捉える社会学的視点を獲得する。
②災害によって浮き彫りになった様々な社会課題のうち特に関心のあるものについて、その現状と対応に関する情報を収集し、自らの考えを述べることができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 オリエンテーション
第2回 リスクとは①社会構築主義的アプローチ
第3回 リスクとは②科学的合理性と社会的合理性
第4回 個人化社会における災害と「被災」
第5回 危機的な社会状況下で創発される人間行動
第6回 避難所の生活環境と運営の問題(分配・排除)
第7回 災害弱者と合理的配慮
第8回 リスクに対する連帯①ボランティアへのまなざし
第9回 リスクに対する連帯②支援の秩序化・制度化
第10回 「出会い」と「集まり」を通じたつながりづくり
第11回 復興祭礼と地域文化
第12回 集団移転と住民の合意形成
第13回 復興の意味を考える①地域の固有性と<共感>の概念
第14回 復興の意味を考える②創造的復興と人間復興
第15回 講義全体のまとめ
社会状況の変化、受講生の理解度やレスポンス等によって、授業計画の内容・順序を変更する場合もある。授業時間外学習 / Expected work outside of class
講義で扱ったテーマや論点について各自で考えを深めてほしい。専門知識がなくとも比較的読みやすい参考文献を講義内で紹介する。またネット上でアクセスできるものや図書館で借りられる本もあるので、自らが関心をもったテーマを中心に積極的に読み進めてほしい。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常成績を50%、最終レポートを50%として評価する。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①平常成績:授業への参加態度ならびに毎回授業後に提出する感想の内容に従って評価する(感想の提出率が6割を切らないこと。感想の評価ポイント:講義の内容を十分に理解し、自分の考えを述べているか)。
※欠席の場合は感想を提出しても評価対象にならない。
②最終レポート:講義の内容を反映し、資料やデータに基づき論じているか、を判断基準とする。詳細は授業中に説明する。
- 教科書
Textbooks
特定の教科書を用いることはしない。
-
参考書
References
授業中に随時紹介する。
- フィードバックの方法
Feedback Method 授業の前後に対応する
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMS
- 備考
Other Comments (1)BYOD〔ノートPC〕の必要性について
B:BYOD〔ノートPC〕を使用する場合がある
(2)BYOD〔ノートPC〕に関する留意事項について
授業内でノートPCの設定等、基礎的な説明は行いません。事前に必要な設定・充電を済ませるなど各自で準備をしてから授業に臨んで下さい