- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 安全
- 時間割コード
Course Code - 75227
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 社会調査の基礎
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 夏集/2
- 担任者名
Instructor - 王 文潔
- 曜限
Day/Period - 他
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
現代社会においては、社会現象について読み解いていくための論理と方法を身につける必要性が増している。昨今では、社会調査のニーズが増大するとともに、これに応じて社会調査のプロジェクトも増大している。講義では、まず社会調査の背景と論理について学んだあと、その具体例や種類について学ぶ。続いて、社会調査の三つのタイプについて順に学び、実際の現場で生じる課題について考える。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・社会調査の歴史、倫理、社会調査の諸類型に関する基礎的知識を習得する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・事例調査と統計調査、また二次分析の違いと使用法を人にわかりやすく説明することができる。
・実際に社会調査を進める際に直面する難しさを理解し、その注意点と対処法を主体的に考えることができる。
③主体的な態度の観点
・課題やテスト、グループ討論を通して自らの学習を振り返り、適切な改善点を挙げることができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回~第5回は8月1日(金)、第6回~第10回は8月4日(月)、第11回~第15回は8月5日(火)に実施する予定です。
第1回 ガイダンス
テレビやウェブで見る「調査」を例に、社会調査の意義と本講義の内容を掴む
第2回 社会調査の背景(1) 社会調査の目的
何のために社会調査を行うのかを学ぶ
第3回 社会調査の背景(2) 社会調査史
社会調査はどのように展開してきたかを学ぶ
第4回 社会調査の心構え(1) 社会調査の方法論
社会調査の基本的な心構え、調査マインドとはなにか
第5回 社会調査の心構え(2) 社会調査の倫理
調査対象者や社会の信頼に応えるために留意することを学ぶ
第6回 社会調査の論理(1) 社会調査の種類と実例
各種の社会調査にどのような違いがあるのかを学ぶ
第7回 社会調査の論理(2) 統計調査と事例調査
量的調査と質的調査はどう使い分けるのかを学ぶ
第8回 量的調査(1) 統計情報の収集と分析
統計調査では実際に何を行うのかを学ぶ
第9回 量的調査(2) サーヴェイ調査
とくに大量質問紙調査で何を知ることができるのかを学ぶ
第10回 質的調査(1) 事例情報の収集と分析
事例調査では実際に何を行うのかを学ぶ
第11回 質的調査(2) フィールド調査
とくに参与観察調査で何を知ることができるのかを学ぶ
第12回 二次分析(1) 二次情報の収集と分析
既存の調査をどう得て、どう扱うのかを学ぶ
第13回 二次分析(2)分析事例の検討
公開データの収集と分析プロセスを具体例から学ぶ
第14回 社会調査の実際(1) 調査の計画
調査の立案から報告までで行うべきことを学ぶ
第15回 社会調査の実際(2) 調査の反省
様々な調査活動の成果と課題を学ぶ授業時間外学習 / Expected work outside of class
レジュメ・資料は関大LMS上で共有する。指定した教科書や参考書を用いて講義内容の予習・復習を行うことが望ましい。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
授業の予習・復習となる課題(30%)、毎回講義中に実施する小テスト(70%)
※本講義は集中講義であるため全日程とも出席することを必須とします。欠席者に対し別途、課題を課すなどの配慮は行いません。上記の講義実施日程に出席できるか確認した上で受講登録を行ってください。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
① 知識・技能の観点
・毎回講義中に実施する小テストを通して、各回で取り上げた社会調査に関する基本的な問題や概念を正しく理解できているかどうかを評価する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・課題の回答内容、授業中のグループ討論の参加度合いによって評価する。
③主体的な態度の観点
・受講態度、課題とテストの提出状況によって評価する。
課題とテストの合計点が60点以上。課題の提出率が6割以上。
- 教科書
Textbooks 大谷信介・木下栄二 『最新・社会調査へのアプローチ』 ミネルヴァ書房 9784623095247
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参考書
References 篠原清夫・清水強志・榎本環・大矢根淳編 『社会調査の基礎:社会調査士A・B・C・D科目対応』 弘文堂
三井さよ・ 三谷はるよ・西川知亨・工藤保則 『はじめての社会調査』 世界思想社
- フィードバックの方法
Feedback Method 授業の前後に対応する
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMS
- 備考
Other Comments (1)BYOD〔ノートPC〕の必要性について
B:BYOD〔ノートPC〕を使用する場合がある
(2)BYOD〔ノートPC〕に関する留意事項について
授業内でノートPCの設定等、基礎的な説明は行いません。事前に必要な設定・充電を済ませるなど各自で準備をしてから授業に臨んで下さい