- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 安全
- 時間割コード
Course Code - 75203
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 科学技術史と社会
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 菅原 慎悦
- 曜限
Day/Period - 火2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
科学技術と社会との関係は、常に現在のような形であったわけではない。そもそも「科学」と「技術」とは、歴史的には異なる存在であった。本講義の前半では、古代ギリシアから現代までの歴史をひもときながら、異なる出自を持つ「科学」と「技術」が徐々に融合していく過程を概観し、今日の「高度科学技術社会」に至るまでの道筋を理解する。さらに講義の後半では、原子力技術を例にとり、科学技術と社会との界面で生じる様々な課題を取り上げ、両者の関係を考えるための視点を学ぶ。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
科学・技術の歴史的な過程や社会との関係について、科学史・技術史や科学技術社会学の基礎的な概念と視点を理解し、説明することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
「科学」と「技術」の性質と歴史的背景を理解し、現代の科学技術をめぐる問題についても同様な思考を展開することができる。
③主体的な態度の観点
科学技術の関係する身近な生活上の問題や、社会的に話題・論争となっている科学技術問題について、科学技術と社会との相互作用についての学問的蓄積を参照しながら、自ら能動的に考える態度を身につける。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロ:科学技術について考える意味
第2回 古代ギリシア~12世紀ルネサンス
第3回 16-17世紀:科学革命1
第4回 16-17世紀:科学革命2
第5回 18世紀:啓蒙思想・産業革命
第6回 19世紀:第二次科学革命・科学の制度化
第7回 20世紀:科学の体制化・マンハッタン計画
第8回 20世紀後半~:冷戦型科学技術とその限界
第9回 原子力と社会1:核兵器と核不拡散
第10回 原子力と社会2:技術者と倫理
第11回 原子力と社会3:エネルギーと国際政治
第12回 原子力と社会4:原子力産業とサプライチェーン
第13回 原子力と社会5:再稼働と立地地域
第14回 原子力と社会6:気候変動と原子力
第15回 まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
科学技術に関する報道等に積極的に接し、自分なりに考える習慣をつけること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
ミニッツペーパー(30%)、定期試験(70%)
ほぼ毎回、簡単なミニッツ・ペーパーを書いてもらいます(LMS利用)。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
科学・技術の歴史的な過程や社会との関係について、科学史・技術史や科学技術社会学の基礎的な概念と視点を理解できているか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
講義での修得内容を踏まえ、現代の科学技術をめぐる問題についても適切に応用させて考察することができるか。
③主体的な態度の観点
科学技術の関係する様々な問題について、能動的に考える習慣を身につけているか。
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 中島秀人(2008) 『社会の中の科学』 放送大学
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact ミニッツ・ペーパーにて、質問も受け付けます。
- 備考
Other Comments BYOD〔ノートPC〕を使用しない。