- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 安全
- 時間割コード
Course Code - 75192
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 社会安全のための数学1
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 2
- 担任者名
Instructor - 服部 健太郎
- 曜限
Day/Period - 金4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義では,自然現象,社会現象を数式表現し,それらを定量的に解析する場合に,数学の基礎理論がどのように役立っているかを理解するとともに,社会安全学を学んでいくうえで必要な数学の基礎的手法を習得することを目標とする.具体的には,社会現象のなかに存在する数量的関係とその変化を記述するために必要となる微分法,2次元表の形に整理できるデータを統一的に扱う場合や,社会の均衡状態を数学的に求める際に必要となる行列の固有値と固有ベクトルを学ぶ.
到達目標 / Course Objectives
➀知識・技能の観点
・三角関数,指数関数,対数関数といった基本的な関数の性質やそれらの微分・積分を理解し,計算機等の補助を得ながら基本的な公式を使いこなすことができる.
・計算機等の補助を得ながら行列の和・差・積,逆行列,固有値および固有ベクトルの計算ができる.
➁思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・さまざまな関数と実社会の自然科学・社会科学の現象との関係を理解し,それを数式で表現できる.
・行列計算を用いて,システムの状態変化を表現できる.
③主体的な態度の観点
・公式を覚えるのではなく,基本的な公理を有機的に結合した体系として,数学を理解できるようになる.授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロダクション,関数電卓の使い方
第2回 比率,三角比
第3回 関数とは(一次関数,二次関数)
第4回 方程式と不等式
第5回 三角関数,指数・対数関数
第6回 中間テスト1
第7回 微分の定義と応用
第8回 積分の定義と応用
第9回 数列,級数,漸化式
第10回 行列の定義とその演算
第11回 逆行列とその応用
第12回 中間テスト2
第13回 固有値,固有ベクトル
第14回 微分方程式入門
第15回 解析学のいくつかの話題
なお,受講者の高等学校における数学の履修状況や数学に関する基礎的素養に応じて,各回の授業内容を変更する場合がある.授業時間外学習 / Expected work outside of class
担当教員から指示された課題,レポート等に取り組むこと
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験:50%,平常成績:50%(中間試験)で評価する.基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
解析学および線形代数の基礎的事項の理解度に基づいて評価する.具体的には,以下の各項目を理解できているかどうかにより評価する.
・自然科学,社会科学の問題を数学的に捉え,定式化できること
・一次関数,二次関数,三角関数といった基本的な関数の性質を理解し,関数電卓を用いて種々の計算ができること
・電卓を活用して行列の逆行列,固有値・固有ベクトルを求めることができること
- 教科書
Textbooks
教科書は使用しない.適宜プリント等をLMSを通じて配布する.
-
参考書
References
- フィードバックの方法
Feedback Method 中間試験の答案は,採点して返却する.
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 随時受け付けるが,関大LMSのメッセージ機能により事前に連絡・調整の上,質問されたい.
- 備考
Other Comments 高等学校における数学の履修状況や,数学に関する基礎的素養に基づいてクラス分けを行う.
【重要】本講義では関数電卓を使用する.少なくとも行列演算が可能なものである必要がある.推奨機種は4月初旬のガイダンスで紹介するが,自分で用意しても良い.
BYOD〔ノートPC〕を使用しない.