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学部・研究科
Faculty/Graduate School
安全
時間割コード
Course Code
75274
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
地震災害論
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
林 能成
曜限
Day/Period
木4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 本講義では地震発生のメカニズムや地震情報を活用するための基礎知識を学ぶとともに、地震でおこりうる災害の種類と被害を軽減するための対策について学ぶ。地震による災害は、強いゆれによる建物の倒壊、津波、火災、土砂崩れなど様々な形態をとる。また、20世紀後半の都市化・建物の高層化などによって、21世紀に発生する巨大地震では新しい形態の災害の発生も危惧されている。講義では歴史災害から最新のトピックまで、そのような知見を幅広く紹介する。

到達目標 / Course Objectives

  ①知識・技能の観点
地震発生メカニズムが理解できる。
使いこなすための地震および津波に関する情報体系を理解できる。
地震災害の発生様式とその地域性についての基礎がわかる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・地震に関する基本的な数式を使った計算結果を説明できる。
・自分で理解したことを口頭でわかりやすく人に説明できる。
・場面に適した表やグラフを作成し、その特徴を説明できる。
③主体的な態度の観点
・自らの学習を振り返り,適切な改善点を挙げることができる。 

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  イントロダクション  地震と地震災害
第2回  地球内部構造とプレートテクトニクス
第3回  地震計と地震波
第4回  震源の決め方
第5回  マグニチュードの定義と決め方
第6回  震源の本質と断層
第7回  地震の多様性と大きさ 
第8回  地震モーメントと断層パラメータ
第9回  地震活動とグーテンベルグ・リヒターの法則
第10回  地震と津波
第11回  地震のゆれ
第12回  地震動予測と被害想定
第13回  リアルタイム地震防災
第14回  地震予知
第15回  まとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業時間内に行う計算問題などを復習して確実に理解することが望まれる。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
定期試験(90%)、授業内における質疑応答内容など(10%)
出席点はないが、講義の出席率が65%以下の場合には採点対象としない。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
地震発生メカニズムの理解。(15%)
使いこなすための地震および津波に関する情報体系の理解。(15%)
地震災害の発生様式とその地域性についての基礎の理解。(15%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・地震に関する基本的な数式を使った計算結果の説明。(40%)
・場面に適した表やグラフを作成し、その特徴の説明。(15%)
③主体的な態度の観点
・自らの学習を振り返り,適切な改善点を挙げることができる。 

教科書
Textbooks


教科書は使用しない。毎回、講義レジュメ・資料を配布する。

参考書
References

井出哲  絵でわかる地震の科学  講談社  
井手哲  地震学  講談社  
金森博雄  巨大地震の科学と防災  朝日新聞出版  
宇津徳治  地震学・第3版  共立出版  
山中浩明ほか  『地震の揺れを科学する―みえてきた強震動の姿』  東大出版会  

フィードバックの方法
Feedback Method

講義の中でLMSを使った小テストを行い、その結果をフィードバックして次回以降の講義を進める。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

備考
Other Comments

BYOD〔ノートPC〕を使用する。使用回数は5回程度。