- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 安全
- 時間割コード
Course Code - 75211
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 世界地理
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 齋藤 鮎子
- 曜限
Day/Period - 火1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
地理学は,自然地理学,人文地理学と大別されるとともに,ある一定の広がりをもった地域(土地や場所)の事象を総合的に理解する地誌学もその一分野である。本授業では,地誌学的視点から日本を含む各地域の成立背景や社会・文化・自然的構造を解説し,その地域の性格・特徴を捉える地理学的な見方や考え方を養うことを目的とする。
とりわけ社会と文化に焦点を当て,これらの地域差が生じた背景を歴史や自然環境をもとに解説する。また,各地域が現在抱える問題や克服・解決方法について紹介する。到達目標 / Course Objectives
受講生は,地形や気候といった自然環境および文化や社会といった人文的な条件の相互作用によって各地域の特徴が生成されることを具体例を通して認識し,地域を総合的に理解できるようにする。
この観点から,以下の3点が具体的な到達目標となる。
①知識・技能の観点:世界各地の自然環境や社会,文化,民族の特徴を理解することができる。
②思考力・判断力:世界各地の自然・人文環境の特徴と環境問題,民族問題,災害等についてその現状や対策を説明することができる。
③主体的な態度の視点:自ら学習を振り返り,補足の情報や自身の考察などをノートに加筆しながら,自身の学習に対して適切な改善点を挙げることができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 :イントロダクションー地理学とは―
第2回 :地域概念と地域スケール
第3回 :さまざまな地図と地形図の見方
第4回 :世界の自然環境―地形,気候―
第5回 :世界の村落/都市/民族/宗教
第6回 :理解度確認小テスト1
第7回 :東アジア―⽇本の⾃然構造・社会と抱える問題―
第8回 :東アジア―中国の経済発展に注⽬して―
第9回 :東アジア―朝鮮半島の⽂化と近隣諸国との交流―
第10回 :東南アジア―ASEANの政治・経済的共同体―
第11回 :アフリカ―北アフリカとサハラ以南の地域比較―
第12回 :ヨーロッパ―EUの拡大と地域の結合―
第13回 :アングロアメリカ―歴史的変遷と産業―
第14回 :ラテンアメリカ―自然環境と民族―
第15回 :理解度確認小テスト2授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業で取り上げる地域について,あらかじめ地図帳などを見て基礎的な事項を確認しておくこと。さらに復習として補足の情報や自身の考察などを加筆し,さらに充実したノートを作成することを心がけること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
1. 授業での取り組み態度・姿勢:15%
2. 講義全体についての理解度を確認する小テストなど:85%
※授業での取り組み態度・姿勢には出席頻度も含まれる。
※成績評価の方法について,変更の可能性がある。その場合は,第1回授業内で告知する。
※第1回授業で教示する内容も小テストに含まれる可能性がある。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・基礎的な概念や用語の定義・内容を問う設問
・語句説明問題
・地形図の判読
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・学説を捉える視点に関する論述問題など
すなわち以下の3つの観点が評価の基準となる。
・地理的な思考法が身についているかどうか
・授業中に解説した地理的な事項について正確に理解できているか
・地理的な事項を自分の言葉で理論的に表現できるか
- 教科書
Textbooks
教科書は使用しない。配布資料によって授業を理解するための補助とする。高校などで使用した地図帳を毎時持参すること。教科書の無い人は,『新詳高等地図』帝国書院,『高等地図帳 改訂版』二宮書店,などを用意すること。
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参考書
References 矢ケ﨑典隆・加賀美雅弘・ 牛垣雄矢 編 地理学基礎シリーズ3地誌学概論(第2版) 朝倉書店 9784254168204
辰己 勝・辰己 眞知子 図説 世界の地誌 改訂版 古今書院 9784772241915
辰己 勝 図説 世界の自然環境 古今書院 9784772241632
- フィードバックの方法
Feedback Method 授業内で告知する理解度確認のための課題について,採点後に返却し,全体の傾向や解説などを行う。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 授業終了後に教室にて対応する。
緊急の場合は,関大LMSのメッセージ機能を使用すること。
- 備考
Other Comments ※授業の進捗状況や受講生の理解の度合いによって,授業計画を調整することがある。
・担任者への問い合わせ方法…関大LMSのメッセージ機能で連絡をしてください。
・講義資料…各授業開始時までに関大LMSにUPする予定。
BYOD〔ノートPC〕を使用しない。