2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
安全
時間割コード
Course Code
75140
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
社会安全学総論1
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
1
担任者名
Instructor
菅原 慎悦/奥村 与志弘/川口 寿裕/永松 伸吾
曜限
Day/Period
水3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

そもそも「社会安全学」とは何か? 安全工学や技術安全とは何が違うのか? ……このような疑問を抱きながら、本学部に入学した学生が多いかもしれない。本講義では、多様な専門分野出身の4人の教員が、異なる角度から、しかし共通した視点をもって、社会安全学の考え方や対象とする問題群について包括的・鳥瞰的に語る。事故・災害や安全をめぐる様々な問題に取り組む上で、なぜ社会安全の考え方が重要なのかを理解し、本学部での4年間にわたる学習の基礎を身につけてほしい。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
社会安全学の視点や基本的な概念・用語を理解し、説明することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
事故・災害や安全をめぐる問題がどのように生じているのかを理解し、他の事例についても同様な思考を展開することができる。
③主体的な態度の観点
社会生活の中で直面する安全問題について、自ら調べて考える態度を身につける。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・ゲストスピーカーによる講演を含む。

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

本講義は、はじめの3回を全クラス共通で実施した後、4人の担当教員が3回ずつ講義を担当する。クラスにより講義の順番は異なるが、全てのクラスが社会安全学の理解に必要な視点を包括的に学べるように設計してある。
【第1回~第3回:全クラス共通】
第1回 ガイダンス・社会安全学とは何か
第2回 事故に遭うとはどういうことか(ゲストスピーカー講演)
第3回 徹底討論:事故はなぜ起こるか、どう防ぐか
【第4回~第6回:菅原】
第4回 人間・自然・人工物
第5回 自然災害
第6回 社会災害
【第7回~第9回:川口】
第7回 人間のリスク認知とリスク・コミュニケーション
第8回 リスク・マネジメント
第9回 クライシス・マネジメント
【第10回~第12回:奥村】
第10回 社会安全の実現に向けた公的システム
第11回 社会安全の実現に向けた民間システム
第12回 被災者支援
【第13回~第15回:永松】
第13回 近代社会とリスク
第14回 安全とは何か
第15回 安全はどのように決まるか

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業中に紹介する事例や参考文献などを通して、災害・事故や社会安全の考え方について自ら積極的に理解を深めること。また、安全に関わる社会問題等についても積極的に関心を持ち、考える習慣をつくること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
毎回の講義出席を基本とし、4回以上欠席した場合には単位不認定とする。成績は複数回のレポートによって評価する。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

社会安全学の視点に対する理解度を中心に評価する。レポートは、主張の独自性や明晰さ、論理展開力、文章表現力などに加えて、書式の適切さも評価対象とする。

教科書
Textbooks

関西大学社会安全学部編  社会安全学入門  ミネルヴァ書房  

参考書
References

フィードバックの方法
Feedback Method

課題や質問等に対するフィードバックは講義時間を通して行います。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

取りまとめ教員(菅原)もしくは各回担当教員に、LMSのメッセージもしくはメールで問い合わせてください。

備考
Other Comments

第1回~第3回は全クラスともミューズホールで開講する。第4回以降は、クラスごとに教室に分かれて実施する。
BYOD〔ノートPC〕を使用しない。