2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
15043
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
通訳翻訳概論
(SP106)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
2
担任者名
Instructor
阪本 章子/高橋 絹子
曜限
Day/Period
金4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

通訳/翻訳という専門領域に関する基礎概念(理論と実践の概要)を学ぶ。具体的には通訳/翻訳とはどのような行為をさし、職業としてはどのようなものであるのか、主に講義を通して基礎的な全体像を学ぶ。さらに言語学的な側面や、理論的な観点と通訳翻訳を結びつけて考え、学問としての通訳/翻訳に関する知識を深める。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(外国語学部)
1.知識・技能
  ②主専攻言語である英語・中国語・日本語、さらにはプラスワン・副専攻言語の卓越した運用能力を身につけ、それらを総合的に活用することができる
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  ①言語コミュニケーション教育、言語分析、地域言語文化、異文化コミュニケーション、通訳翻訳の5つの専門領域についての知識と技能を活用できる
  ②グローバルな視野に立って自ら考えることができる
  ③周囲の人と円滑なコミュニケーションをとることができる

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
通訳/翻訳に関して知識を深めるとともに、それを応用して運用能力を高める。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
グローバルかつプロフェッショナルな視野に立って考えることができる。相手の母語に関わらず円滑なコミュニケーションをとることができるようになる                                                                                                                           
③主体的な態度の観点
母語も含めたコミュニケーションについて改めて考え、コミュニケーションに対して問題意識を持つようになる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・講義が中心の授業ではあるが、実践も多少含まれる。

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  翻訳セクション  オリエンテーション/通訳と翻訳の違い/さまざまな翻訳の仕事
第2回  翻訳者は透明人間? Translator's  invisibility
第3回  AI翻訳と人間翻訳―テクノロジー神話を崩す
第4回  デジタル社会における翻訳―翻訳者はサイボーグ?
第5回  翻訳者コンピテンス―翻訳者に必要な知識とスキルとは?
第6回  Translatability―そもそも翻訳って可能なの?
第7回  翻訳学ことはじめ―「翻訳研究」って何をするの?
第8回  通訳セクションオリエンテーション/通訳と翻訳の違い/通訳の種類
第9回  通訳者コンピテンス―通訳ができるようになるために必要な知識とスキルとは?
第10回  通訳者の現状―通訳者はAIに負けてしまうのか?
第11回  会議通訳とは―通訳者が行うサイトトランスレーションは何をするの?
第12回  通訳案内士(通訳ガイド)と日本文化―日本事象はどう訳す?
第13回  通訳とリスニング―リスニングの助っ人
第14回  通訳と英語―通訳する時はどんな英語を話したらいいの? 通訳セクションのまとめ/質疑応答
第15回  ゲストスピーカーによる講演会

授業時間外学習 / Expected work outside of class

課題やリーディングアサインメントは必ずこなすこと。
(課題は、指定した日時に回収。理由に関わらず、原則的には遅れて提出することはできない)

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
レポート(50%)提出物(40%)授業への貢献度(10%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
通訳翻訳の基本知識の理解度で評価する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
通訳翻訳の仕事を行うために必要なグローバルでプロフェッショナルな思考力・判断力があるかどうかを評価する。
③主体的な態度の観点
授業に出席し、課題に積極的に取り組む態度を評価する。

教科書
Textbooks

鳥飼玖美子編    『よくわかる翻訳通訳学』    ミネルヴァ書房    978-4623067275

参考書
References


その他の参考文献・書籍は授業内で紹介。

フィードバックの方法
Feedback Method

フィードバックは授業内で行うか、もしくは提出物に個別に記載。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

阪本章子:関大LMSのメッセージ機能で連絡してください。
高橋絹子:オフィスアワー 金曜日3限(個人研究室にて対応)
事前にメールにて連絡してください。kinuko@kansai-u.ac.jp  

備考
Other Comments

翻訳に関する講義は阪本章子、通訳に関する講義は高橋絹子が担当します。初回に出席するクラスを間違えないようによく確認してください。課題や提出のし方など、クラスによって若干異なるので、気をつけてください。