- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 外
- 時間割コード
Course Code - 15371
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 専門演習
(SP399) - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 12
- 担任者名
Instructor - 金 佳
- 曜限
Day/Period - 月4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
演習(対面型)
言語 / Language
その他外国語(Others languages)
授業概要 / Course Description
タイトル:第二言語習得研究の入門
キーワード:第二言語習得研究、中国語教育、日本語教育
演習概要:
この授業は、4年次の卒業演習および卒業プロダクトの完成に向けての演習授業である。研究の定義、研究倫理、文献の探し方と読み方、引用の仕方、文献リストの記載方法、基本的な統計の考え方などの基礎を固め、文献整理を通じて、研究目的、リサーチクエスチョン(research question)に合致する研究手法についてみんなで議論した上で、卒業プロダクトの方向性を決定する。
前半の授業では、「批判的検討(critical thinking)」と「有機的関連づけ」をキーワードにして、研究の基本となる考え方や論理的思考や研究倫理などについて講義する。その次に、研究テーマの決め方及び文献の探し方、読み方について教える。
後半の演習では、ごく簡単な統計知識を固めながら、文献(特にkey paper)の整理及び、文献に対する「批判的検討」と「有機的関連づけ」を通して、研究手法及び論文形式の卒業プロダクトの方向性を決定する。
指導分野は第二言語としての中国語、もしくは日本語の習得である。(特に、音声・音韻習得に興味のある方は大歓迎。)
関連プログラム:外国語教育プログラム学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(外国語学部)
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①言語コミュニケーション教育、言語分析、地域言語文化、異文化コミュニケーション、通訳翻訳の5つの専門領域についての知識と技能を活用できる
④「考動力」を発揮して社会に貢献することができる
3.主体的な態度
自らの学びに責任を持ち、直面する課題に主体的に取り組み、「外国語のプロフェッショナル」として、世界の状況を適切に把握し、日本の立場を世界に向けて発信することができる
到達目標 / Course Objectives
①第二言語習得研究の基本について把握し、研究を行うための基礎的能力を養う。
②第二言語習得に関連する文献の読み方、ごく簡単な統計処理に関する基本を身につける。
③関連文献の概観と精読を通して、プロダクト(論文形式)の方向性が固まる。
④次年度開講の卒業演習では最終的にプロダクト(論文形式)を提出することが求められる。当専門演習では、卒業論文の大まかなテーマを決め、期末レポートでそのテーマに関連する主な先行研究のリストを作成する。
以下は4年次の卒業演習・卒業プロダクトに関する参考情報:
【プロダクトの種類・分量】論文のみ(日本語12,000字程度〔中国語で作成される場合は8,000字から10,000字まで〕)
【卒業演習の成績におけるプロダクトの評価割合】50%授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
・フィールドワーク
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 オリエンテーション
第2回 クリティカル・シンキングと有機的関連付け(1)
第3回 クリティカル・シンキングと有機的関連付け(2)
第4回 研究テーマの決め方及び文献の検索と講読(1)
第5回 研究テーマの決め方及び文献の検索と講読(2)
第6回〜第14回 履修者による発表及びキーペーパーの討論
第15回 まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業内で指示する。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
授業内での発表(40%)、出席・議論への参加度など授業に臨む積極性(30%)、期末レポート(30%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
関連文献の理解度、発表内容、プレゼンテーション力、授業態度(集中力、発言等による積極性)などにより総合的に判断する。
- 教科書
Textbooks
授業内で指示する。
-
参考書
References 道田泰司・宮元博 章著、まんが 秋月りす 『クリティカル進化(シンカー)論―「OL 進化論」で学ぶ思考の技法』 北大路書房
竹内理、水本篤 『外国語教育研究ハンドブック【増補版】研究手法のより良い理解のために』 松柏社 978-4-7754-0294-8
佐々木 嘉則 『今さら訊けない・・・第二言語習得再入門』 凡人社
松崎 寛、 河野 俊之 『日本語教育 よくわかる音声』 アルク
授業内で指示する。
「関大LMS」を通して資料等を配布することがあるので、使い方を確認して定期的に「関大LMS」にアクセスすること。
- フィードバックの方法
Feedback Method 授業内で指示する。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact jin.jia@kansai-u.ac.jpまでメールで問い合わせてください。
- 備考
Other Comments 中国語もしくは中国語教育について研究する予定のある方だけは、中国語検定試験2級(もしくはHSK6級180点)以上合格またはそれに相当する中国語レベルを有することが望ましい。合格しなくてもゼミへの応募は可能。
履修上のアドバイスをしますので、本専門演習の履修希望者は、ゼミ相談期間中〔期間:5 月 8 日(木)~ 5 月 23 日(金)〕に相談に来てください。
なお、金(jin.jia@kansai-u.ac.jp)宛にメールでアポイントメントを取ってから相談に来ること。