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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
15046
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
英語文学概論
(SP107)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
1
担任者名
Instructor
井上 典子
曜限
Day/Period
金3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)※一部英語含む

授業概要 / Course Description

「英語文学概論」は、英語文学を初めて学ぶ方を対象としています。この授業では、英語圏、特にイギリスにおける文学作品を通して、その文化や歴史、そして各時代の英語の特徴について学んでいきます。文学は物語を楽しむだけでなく、その背景にある社会や価値観、言葉の変遷を知る手がかりにもなります。この授業では、中英語で書かれたチョーサーの『カンタベリー物語』やシェイクスピアの詩、小説ではチャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』、コナン・ドイルの推理小説「シャーロック・ホームズ」シリーズなどを取り上げます。それぞれの作品の魅力を、原文で読み解きながら味わい、時代背景や文化、その時代の英語も考察していきます。

授業では、一方的な講義だけでなく、ペアやグループでのディスカッションを積極的に取り入れ、LMSなどを活用し、クラス内で意見交換を行う予定です。また、授業のまとめとして、3~4名のグループで興味のあるテーマについてリサーチを行い、発表資料と動画を作成して提出する「グループプロジェクト」を実施します。このプロジェクトを通じて、協働作業やプレゼンテーションスキルを高めることを目指します。さらに、授業内もしくは課題として、授業で取り上げたテーマに関する意見や、文学作品の解釈をまとめたリスポンスペーパーを提出していただきます。自分なりの視点で作品を読み解くことで、より深い理解と共感を得られるでしょう。

この授業を通じて、英語文学の魅力を発見すると同時に、イギリスの文化や英語という言語についての理解を深めることを目標としています。それによって、教師を目指す方は、中学校及び高等学校における外国語科の授業に生かすことができるでしょう。一方、将来は英語力を生かし国際社会で活躍したいと思う学生にとっても、様々な英語表現に触れ、行間を読む力を習得することにより、コミュニケーションにおいて大きな武器となるでしょう。一緒に英語文学の世界を旅しながら、その奥深い魅力を体感してみませんか?

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(外国語学部)
1.知識・技能
  ①幅広い教養に裏打ちされた専門的知識・技能を修得することができる
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  ①言語コミュニケーション教育、言語分析、地域言語文化、異文化コミュニケーション、通訳翻訳の5つの専門領域についての知識と技能を活用できる
  ④「考動力」を発揮して社会に貢献することができる

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
1. 文学作品で使用されている様々な英語表現について理解し、その時代ごとの言語的特徴を説明できる。
2. 文学作品で描かれている英語圏、特にイギリスの文化や歴史的背景について理解できる。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
1. 授業で取り上げた作品を分析し、テーマや背景、文化的意義について自分なりに解釈できる。
2. 作品が英語文学史において果たした役割や、時代ごとの文化との関連性を考察できる。

③主体的な態度の観点
1. 文学作品を楽しみながら、その背景にある時代や社会的要素について積極的に調べ、考察する意欲を持つ。
2. 授業や課題を通して、多様な視点から英語文学に触れ、新たな知識や価値観を学ぶ姿勢を身につける。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

授業計画
第1回:オリエンテーション 
                          The  Beginning  of  English  Literature 
                            ―  Old  English  and  Beowulf
第2回:14th  Century  ―  Geoffrey  Chaucer:  The  Canterbury  Tales    (1)
第3回:Geoffrey  Chaucer:  The  Canterbury  Tales    (2)
第4回:16th  Century  ―  William  Shakespeare  (1)
第5回:William  Shakespeare  (2)
第6回:Late  18th  Century  ―  William  Blake  (1)
第7回:William  Blake  (2)
第8回:Mid-19th  Century  ―  Charles  Dickens:  A  Christmas  Carol  (1)
第9回:Charles  Dickens:  A  Christmas  Carol    (2) 
    グループプロジェクトについて(グループ分け)
第10回:Charles  Dickens:  A  Christmas  Carol    (3)
第11回:Charles  Dickens:  A  Christmas  Carol    (4)
第12回:Late  19th  Century  to  Early  20th  Century  ―  Arthur  Conan  Doyle:  The  Adventures  of  Sherlock  Holmes    (1)
第13回:Arthur  Conan  Doyle:  The  Adventures  of  Sherlock  Holmes  (2)
    グループプロジェクト(進捗)
第14回:Arthur  Conan  Doyle:  The  Adventures  of  Sherlock  Holmes  (3)
第15回:総括およびグループプロジェクト最終準備


注意事項:
• 授業スケジュールの詳細は、授業開始時に配布します。
• 進行状況に応じて内容が調整される可能性があります。

授業時間外学習 / Expected work outside of class

コース後半からは、グループプロジェクトがスタートします。授業外でのグループワークが必要となってきます。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
グループプロジェクト(60%程度)
リスポンスペーパー(40%程度)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

グループプロジェクト
①  テーマの明確さと独自性(30%)
選んだテーマが授業内容に関連し、明確であるか。さらに、独自の視点やアプローチが示されているか。
②  調査の深さと主体的な態度(30%)
リサーチの内容が論理的で、授業で学んだ知識を活かしつつ、資料やデータを効果的に活用しているか。
③  プレゼンテーションの構成と表現力(20%)
スライドのデザインが視覚的にわかりやすく、発表の流れが論理的で効果的に伝えられているか。
④  協働性と参加度(20%)
全員がプロジェクトに積極的に関わり、それぞれの役割を果たしているか。全員が発表に適切な形で参加しているか。

リスポンスペーパー
①  知識・技能の観点(50%)
各回で取り上げた要点を正しく把握し、作品や時代背景についての基礎知識を正確に表現できているかどうか。

②  思考力・判断力・表現力等の能力の観点(50%)
各作品が英語文学史上、どのような意義を持つかを考え、理解しているか。さらに、自分なりの解釈や考えを明確かつ説得力のある形で表現できているか。

教科書
Textbooks

Charles  Dickens  A  Christmas  Carol      SeaWolf  Press  978-1952433030
Sir  Arthur  Conan  Doyle  The  Adventures  of  Sherlock  Holmes  出版社は指定なし  

The  Adventures  of  Sherlock  Holmesに関しては、出版社の指定はありません。古本屋や(オンライン)書店などで各自購入してください。日本語翻訳を参照したい場合は、必要に応じて図書館で参照するか、古本屋や(オンライン)書店などで購入してください。

英詩に関しては、LMS上でプリントを配布する予定です。

授業内容に関する具体的な資料や参考文献については、授業中に随時案内します。

参考書
References

フィードバックの方法
Feedback Method

フィードバックについて

リスポンスペーパーについては、授業中にフィードバックを行います。

グループプロジェクトについては、提出後にグループごとにフィードバックをお返しします。

また、個別の質問がある場合は、LMSのメッセージ機能を使用して送ってください。すべての質問には必ずお返事しますので、安心してお問い合わせください。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

LMSのメッセージ機能を使い、直接問い合わせてください。

備考
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