2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
15382
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
専門演習
(SP399)
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
22
担任者名
Instructor
田尻 悟郎
曜限
Day/Period
月4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

演習(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

タイトル: 教職と英語教育
キーワード: 指導法と教材
演習概要: 本演習では、将来中高の教壇に立つ際に必要とされる知識やスキルを学び、英語教育の改善のために何をなすべきかを考える。また、現在全国の教育現場で起こっている事象を知り、その対応策を練ることによって教員になったときのための準備を行うとともに、効果的な授業を行うための教材作成について学ぶ。
テーマ: 指導法と教材
関連プログラム: 外国語教育
         異文化コミュニケーション

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(外国語学部)
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  ①言語コミュニケーション教育、言語分析、地域言語文化、異文化コミュニケーション、通訳翻訳の5つの専門領域についての知識と技能を活用できる
  ④「考動力」を発揮して社会に貢献することができる
3.主体的な態度
  自らの学びに責任を持ち、直面する課題に主体的に取り組み、「外国語のプロフェッショナル」として、世界の状況を適切に把握し、日本の立場を世界に向けて発信することができる

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
現在日本の小中高で行われている授業や学習内容を知るとともに、生徒の英語力を向上させる教材作成のノウハウを知る。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
文部科学省認定教科書の各パートを学習する際、どのような学習法を選ぶと最も効果的であるかを見抜き、説明することができる。

③主体的な態度の観点
 卒業演習で教材を作成するためにはどの教科書を選べばよいかを考え、専門演習で行うべきことをバックワードデザインで考え、決定し、行動に移すことができる。

【プロダクトの種類、分量】
卒業演習では中学校または高等学校の授業で使える教材を作成する。教材は10,000字以上とし、4,000字以上の概要を添付する。

【卒業演習の成績評価におけるプロダクトの評価割合】
提出物(自主製作教材)80%、ならびにその改善状況(20%)をもとに評価する。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

1. 教師になるに当たっての心構え
2. 教師になるための準備
3. Teacher-centered  vs.  Student-centered
4. 教師と生徒の信頼関係の構築
5. 中学の英語教科書の使い方
6. 高校の英語教科書の使い方
7. 市販の教材の分析
8. 学習者心理
9. 英語力向上のポイント 
10. 到達目標とアセスメント
11. 教材作りの観点 
12. 生徒の知的好奇心を引き出す教材
13. 重要表現の教材作成法
14. 教科書本文の教材作成法 
15. 新課程に準拠した中高の授業のあり方 

授業時間外学習 / Expected work outside of class

教科書研究と学習指導要領の精読

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
提出物80%、ならびにその改善状況20%をもとに評価する。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
教材作成のための様々な方法を述べることができる。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
文部科学省認定教科書の中から無作為に選んだページで、どのような学習法を選ぶと最も効果的であるかを見抜いて説明することができる。

③主体的な態度の観点
 自らが4年時に作成する教材のリソースとしての教科書を選び、なぜその教科書が適しているのかを具体的に説明できる。

教科書
Textbooks

田尻悟郎  『英語教科書本文活用術!』  教育出版  
田尻悟郎  『おたちょこ』  正進社  

参考書
References

横溝紳一郎他  『生徒の心に火をつける』  教育出版  
田尻悟郎  『(英語)授業改革論』  教育出版  
樋口忠彦、緑川日出子、髙橋一幸編著  『すぐれた英語授業実践』  大修館書店  
中嶋洋一  『学習集団をエンパワーする30の技』  明治図書  
中嶋洋一  『英語好きにする授業マネージメント30の技』  明治図書  

フィードバックの方法
Feedback Method

面談と提出物へのコメント

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

実習などで欠席する場合はその旨報告する(tajirioffice@gmail.com)ことと、その間に行ったテストなどは、後日受けること。

備考
Other Comments

将来教師になることを目指している人たち向けの演習です。
ゼミ相談の期間は、5月13日(月)~ 5月24日(金)
gtajiri@kansai-u.ac.jpにメールを入れて、必ずアポイントメントを取ること。
演習履修に伴うゼミ費用等は、指定教科書(『英語教科書本文活用術!』と『おたちょこ』)購入代のみ。