- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 外
- 時間割コード
Course Code - 15038
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 言語教育学概論
(SP104) - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 1
- 担任者名
Instructor - 植木 美千子
- 曜限
Day/Period - 月5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本授業は、第二言語習得研究をはじめとする学術研究の知見を概観し、言語教育学における諸問題への理解を深めることを目的とする。これにより、2年次のSA(Study Abroad)および3年次以降の専門科目への橋渡しとなることを意図している。扱う研究事例は英語教育に関するものが中心となるが、その知見の多くは他の言語教育にも応用可能である。
授業は対話的(インタラクティブ)な参加型形式で展開される。具体的には、外国語学習に関する身近なトピックを言語教育学の視点から考察し、グループディスカッションやデータ分析演習を行う。分析結果と考察については、グループで協働してまとめる活動を行う。このような学習者中心の授業形態により、履修者には主体性、協調性、積極性が求められる。
なお、本科目は「教育」という名称を含むが、教員志望者に限定されるものではない。ただし、外国語教育や外国語学習のメカニズムに関心を持つ学生の履修が望ましい。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(外国語学部)
1.知識・技能
①幅広い教養に裏打ちされた専門的知識・技能を修得することができる
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①言語コミュニケーション教育、言語分析、地域言語文化、異文化コミュニケーション、通訳翻訳の5つの専門領域についての知識と技能を活用できる
到達目標 / Course Objectives
❶ 第二言語習得研究および言語教育学における基本的な理論と実践についての包括的な知識を習得する。【①】
❷ 言語教育学の諸問題に対して批判的に考察し、自らの研究エビデンスを基に解決策や改善案を明確に表現できる。【②】
❸ 授業で扱う内容を基に、グループディスカッションや分析課題のプレゼンテーションを通じて効果的に意見を表現できる。【②③】
❹ 自らの言語学習に関する見解を深め、授業内課題やリサーチフェスでのポスター発表を通じて、独自の研究問題を設定し、調査を行い、効果的な言語学習のあり方や改善プロセスについて意見を表明することができる。【①②③】
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①知識・技能の観点
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
③主体的な態度の観点授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
・ポスタープレゼンテーション
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 オリエンテーション・言語学習の大原則 1(基礎理論・概念)
第2回 言語学習の大原則 2(基礎理論・概念)
第3回 学習者の心理的要因(動機づけ)と言語学習
第4回 リサーチフェスに向けて(研究倫理)
第5回 学習ストラテジー・学習方略
第6回 学習ストラテジー・学習方略
第7回 単語の学習方法
第8回 分析課題発表(個人発表)
第9回 発音&スピーキングの学習方法
第10回 リーディングの学習方法
第11回 リスニングの学習方法
第12回 ライティングの学習方法
第13回 リサーチフェス1(グループ発表)
第14回 リサーチフェス2(グループ発表)
第15回 最終テスト授業時間外学習 / Expected work outside of class
・授業資料、教科書、ノートを読み返し、授業内容の理解に努めるよう復習をすること。
・授業の冒頭に前回の授業内容に関するテストを行うので、復習をすること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
以下の5項目をもって成績を出す。
① 小テスト20%
② 授業内課題 20%
③ 分析課題 10% (個人発表)
④ リサーチ・フェスでのポスター発表 25% (グループ発表)
⑤ 期末テスト 25%基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
❶ 授業内課題(小テスト) 【①】
毎授業開始時に前授業内容を理解しているかどうかのテストを行う。
2回目の授業から小テストを行う予定。
❷ 授業内課題【①②③】
授業で獲得した知識・技能をもとに、個人またはグループでの課題に取り組む。
❸ 分析課題【①②③】
授業で学んだ知識を活かし、言語学習系のyoutuber分析を行い、個人プレゼンテーションを行いレポート(指定フォーマットあり)にまとめる。
❹リサーチフェスでのポスター発表【①②③】
言語習得または言語学習に関連するトピック(L1/L2は問わない)から一つ選び、Research Question(研究課題)をグループで決め、調査を行い、その結果をポスタープレゼンで公表する。
❺ 期末テスト(復習テスト)【①】
授業で学んだ内容に関するテスト(持ち込み不可)
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①知識・技能の観点
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
③主体的な態度の観点
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References Lightbown, P.M. & Spada, N. How Languages are Learned Oxford: Oxford University Press.
白井恭弘 『外国語学習の科学:第二言語習得論とは何か』 岩波新書
- フィードバックの方法
Feedback Method 成果物、およびその作成過程、ならびに教室における議論において、個別あるいは集団に対して、口頭および書面でフィードバックを与える。
また各個人がどのような評価を受けて、どの成績(秀・優・良・可・不可)になるのか成績に関する詳細情報を提供する。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワーおよび e-mail・ZOOM・LMSメール
- 備考
Other Comments 第一回目の授業は成績算出方法や具体的な授業スケジュールなどを提示するので、必ず参加すること。
【本授業における生成AIツール使用の基本ルール】
1)文章校正:日本語および英語のレポートにおける文章の推敲・整理
しかし、レポートそのものを生成させることは禁止とする。
2)アイデア整理:既存の考えを体系的にまとめる補助ツールとして活用
しかし、アイデアそのものを生成することは禁止とする。
3)分析手法のヒントを得る:リサーチフェスに向けてグループ研究をする際、分析方法に関してアイディアをもらうこと
しかし、生成AIに分析させることは禁止とする。